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全国一の宮巡礼の旅⑨

 今年7回目の一の宮巡礼の旅は、山陰の3社。島根の出雲大社と熊野大社は訪問したことがあるので、鳥取の宇部神社、倭文神社、島根の物部神社を訪問することに。新潟から山陰へは、下道でも国道8号、27号、175号、9号を使って行きやすい。200名城達成のため何度か九州に行ったが、その時も利用したお馴染みの道路。ついでに、130ぐらいある献血ルームの中で唯一村に存在するという鳥取の献血ルームひえづで献血をする事に。

 最初、お盆には管理人の仕事は全くないと聞いていたので九州まで行ってしまおうかと思っていたが、今年はお盆期間が10日(土)から長いということで14日(水)は勤務を割り当てられた。そのため、山陰3社のみとし、14日(水)の仕事後16:00に出発。途中、いつものように福井・鯖江の快活CLUBでシャワーと仮眠。ぼっとして福知山で無料自動車道と思って高速に入る失敗を犯し少し周り道をしたが、9:30無事鳥取に到着。

83社目 宇部神社(因幡国)

2024(R6)8.15(木)

街の中にあるが静かなところ。

 一の宮83社目は、因幡国・宇部神社。日本海を臨む大好きな国道9号線を快適に走り、予定よりも少し遅れて9:30に到着。本殿のすぐ下に駐車場があったが、別の参拝者の方と共に、途中の舗装されていない場所に停める。でも本殿まではあっという間。本来なら下の鳥居から石段を登らなければならないと思い、石段を逆走!階段の最後のところに掲げてある「必勝」ではなく、「必昇」の大きな旗が目立ってグー👍 広い境内でこの前訪れた広島の吉備津神社に少し似ている。結構参拝者も来ている。お参りをして御朱印受付場所に。とても広くて御朱印帳も出しやすかった。

これはいい👏

   ガイドブックにあった、日本で最初にお札の図柄に選ばれた神社ということで、昔のお札を見せていただく。最初、神様を真ん中に配置したが、お札を使う時、真ん中を折ってしまい神様への冒涜になるという事から、後に神様の図案を右に移動したという興味深い話をうかがう。宮司さんに「白川郷みたいに茅葺屋根の維持は大変ですね。」と問いかけると、「これは萱ではなく、ヒノキでできた檜皮葺(ひわだぶき)だからもっと大変。檜は少なくお金もかかるし、今は宮大工さんもいない。」という返答。ヒノキの皮なんて初めて聞いて衝撃。とても勉強になった。

 帰ろうとすると、巫女さんから「どちらから来られました?」と尋ねられる。「新潟です。」と答えると、びっくりした顔をされてYouTubeで見たという長岡花火の事をいろいろ聞かれる。「今は新潟市に住んでいますが、長岡出身で子供の頃はチャリで花火を見に行っていました。中越地震復興のためのフェニックスは、子供の頃見た花火よりも凄いので長岡に是非いらしてください。」と答えたら満面の笑みを返された。神社の方で花火に興味のある方がいてびっくり。長岡花火を作っている煙火工場でバイトしたことがあるというのを付け加えるのを忘れてちょっと後悔🤭

綺麗な気持ちいい御朱印👏

84社目 倭文神社(伯耆国)

2024(R6)8.15(木)

神社らしい静謐な場所。

 一の宮84社目は、伯耆(ほうき)国・倭文(しとり)神社。伯耆も2021年百名山大山を登るまで読めなかったし、倭文はもちろん読めない。前日、神社に電話すると15日(木)はお盆で誰もいないので、書き置きを置いておくという返答。以前は直筆を求めたが、コロナ以降書き置きも普通になっているので、かえって時間を気にしないでいいので嬉しい。宇部神社から45km約1時間、東郷池という大きな池の脇を登って行き、11:05に神社前に到着。

 予想通りしーんとしていて誰もいない。参道を歩き、本殿でお参りをして社務所に。電話で聞いた通り500円を払い御朱印をいただく。帰りに、安産祈願が有名だというので、大きな安産岩を探したが残念ながら見つからない。ただ神社を出たあと、出雲山の展望台があり、そこから池の絶景を見ることができた。

 その後、献血ルームひえづに向かって、また海辺の一般道路を快適に走る。鳥取の献血ルームは、2019年の鳥取赤十字血液センター以来2ルーム目。通算92ルーム目で中国四国地方で行ってないのは岡山のももたろうだけとなった。余裕のある大好きな地方の献血ルームでスタッフ、看護師さんとのトークを楽しんだ。

結構厚い丈夫な書き置き!

85社目 物部神社(石見国)

2024(R6)8.16(金)

朝早くから参拝者が多い!

 一の宮85社目は、石見国・物部(もののべ)神社。昨日、92ルーム目の日吉津での献血の後、出雲の快活CLUBでシャワーと仮眠。今話題になっている甲子園ジャイアントキリングの公立・大社高校から4kmしか離れていなかったので、出雲大社の代わりに校門のところでお参りすればよかったと後で後悔🤭

 いつものように朝5:00に起きて、近くのマックで朝マック・マックチキンコンビを食べる。ちょっとパンが固い?出雲からは38km約1時間、早朝快適ドライブで6:00駐車場到着。道路から階段を上り、斜めに鳥居がある珍しい神社。本殿の扉は開いていて朝早くから多くの参拝者が訪れている。ある若い男性がお百度参りみたいに何度も繰り返し祈っていてびっくり。自分も2回お参りした。

 有名な神社なので御朱印所に、もしかして御朱印の書き置きがあるのではと思ったがなかったので、車で待機。車内で朝ドラも見て、8:20に社務所に行くと宮司さんがまもなく開けますという返答。8:25御朱印所で無事御朱印をいただく。お寺と違って神社は結構のんびりしている?お寺みたいにお経をあげないからか?でも去年行った岐阜の南宮大社は朝のお勤めみたいなものがちゃんとあって参加させられたなあ🤭

 せっかく島根の大田(おおだ、島根はにごる地名が多い?)まで来たので、もう200km走り、山口の玉祖神社と住吉神社まで足を延ばそうかと思ったが、昨日の献血ルームで、ベテラン看護師さんとの話で盛り上がった尼子氏の100名城・月山富田城で御城印を購入することに。2017年8月以来7年ぶり。当時は、暑くて途中の山中御殿平までしか行かなかったが、今回は安来歴史資料館の館長さんから整備された山道を使ってぜひ本丸のある山頂に行くよう勧められ、10分で登頂。たしかに絶景だった。

 さらにせっかく鳥取まで来たので100名城66城目に訪れた鳥取城にも登りたくなる。ここは完全に登山で20分必死で歩き山頂に到達。日本海と鳥取市の街並みがよく見えた。そして大勢の観光客で賑わっている鳥取砂丘の脇を通り、往復1,800kmの下道ドライブで家路に着く。

 残りの一の宮は、山口、九州、離島の17社。まだまだカウントダウンには遠い!次は行きやすい福岡の一の宮がいいかな?山口はマイカーでも飛行機や電車でも行きにくい微妙な距離。前は高速夜行バスで行ったなあ😅

これはシンプルな御所!

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