第3回本物の臨床部屋

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久ぶりの臨床シリーズです。最近リアルが忙しすぎて、パソコンに向き合う時間が激減。コロナ禍の時はあれほどパソコンの前にいたけど、今は現場に出ていく機会が多くなってきた。


私が現場に行くのは、難しい外傷症例や県外など遠方で私指名の新規患者様、医師から直接紹介された方が多いです。 


6月に入って一週目は毎日外傷新鮮骨折が来院されました。もうすっかりコロナ前の新規の来院数です。


今回はその中でも、骨折整復固定がうまくいき、保存療法になった症例を動画で紹介していきます。


不特定多数には公開できないため、有料枠でよろしくお願いします。


1.第五中足骨折整復により保存療法決定となった整復動画と患者さんが帰ってくる紹介書の書き方


24歳 女性 夕方坂道から自転車を上げようとしたとき足を内反して負傷。その時は歩行可能で歩いていた。徐々に腫れも出てきて、朝歩行不能になり当院へ受診。

もう見た目からはっきりわかる骨折所見。しかし、当初は歩けるほどだったので、徐々に亀裂が入っていったのか?


第五中足骨骨折は大きく分けて2つ


1.下駄履き骨折・・・受傷直後から足部の強い痛みと腫れ、皮下手血(内出血)が出現。特に足の外側、小趾側に痛みがあり、普通に足を着いて歩けない状態です。


2.ジョーンズ骨折・・・スポーツ時の軽くした繰り返し動作などでも痛みはでてきて、徐々に強くなりスポーツ継続が難しくなります。 足の腫れは殆どなく、歩けね場合が多い。

二つとも圧痛と画像で鑑別可能です。


今回の所見から捻挫して歩行は可能であり、徐々に痛みが出てきたのでジョーンズ?とも取れましたが、圧痛の場所が違いますね。


基部の骨折の特徴は血流も豊富であり、転位が少なければ保存療法第一選択肢になるので、見極めは大切。


第五中足骨骨折の特徴的な外見です⇩⇩

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