[モンハンNOW]│何かがおかしい肉焼きシステム
食品ロスには断固反対の『モンハンNOW』。
先日の大型アップデートで実装された新機能、肉焼き。本家ではお馴染みのアクションとなっており、モンハンに欠かせない要素だと考えるハンターも、少なくないだろう。
肉焼きに成功することで得られる「こんがり肉(G)」は、かつてスタミナゲージの最大値を増加させるアイテムであった。フィールドを駆け回ったり、モンスターと戦闘したりする際、スタミナ管理は非常に重要だ。猫飯や強走薬といった補助の得られない序盤は、特に重宝されるアイテムだった。
終盤こそ活躍の機会が減る肉焼きシステムだが、モンハンの世界へと没頭させるのに効果的な機能を担っており、ハンターライフは獲物を狩り、その肉を焼くことから始まった。無邪気に飛び跳ねるケルビを身の丈ほどの大剣で薙ぎ倒し、涙ながらに生肉を剥ぎ取り、架空の大自然に感謝しながら肉を焼くのだ。どこからともなく流れてくる軽快なBGMが、せめてもの慰めとなる。
一方本作の肉焼きは、前半部分をバッサリとカットし、肉焼き部分にのみフォーカスしたものとなっている。ただでさえ爪や皮を獲得するのに苦労しているところで、生肉の確保までさせられたら苦痛で仕方ない、というハンターが多いと見越しての判断だろう。それなら大小問わず、モンスター討伐の報酬として一定数ドロップすれば良かったのではないかと思わないでもないが、支給品という無機質な手順で「生肉」を提供されることとなっている。
ところがこの支給品は、肉の状態にかかわらず、所持数が10個を超えると受け取れない。
体力を回復するアイテムでもないのに、制限を設ける必要があったのだろうかと、疑問に思ってしまう。それだけならばまだ良いが、困ったことに、デイリークエストで肉焼きを求められるのだ。
そして、昨今の食品ロス問題を鑑みてか、どの状態の肉も破棄はできない。無理にでも食べるしかないのだが、SPゲージが満タンの状態では、食べさせてもくれないのだ。
つまり、デイリークエストを消化したければ、SPゲージが減った状態で、戦闘を終了する必要がある。SPゲージを満タンにするアイテムを使うために、SPゲージを消費しなくてはならないのだ。
普段あまりSPスキルを使わないプレイヤーにとって、これは意外と面倒である。私は小型モンスター相手にSPスキルをぶっ放し、無理矢理肉を消費している。逆に勿体ない気がしてならない。所持上限の撤廃、デイリークエストからの抹消、SPゲージ状況を問わず消費可能にする等、どんな形でも構わないから、是非とも改善を要求したいところだ。
あとこのマスクがズレる問題も、どうにかしてくれ。
…と思っていたら改善された。
この問題は残っている。
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