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「絶対確実」とは程遠い|クローン馬の雄から雌の馬が生まれる

この記事は PAULICK REPORT に許可を得てFar From Foolproof: Cloned Male Equine Born A Fillyの記事を翻訳して掲載しています。

アルゼンチンの科学者たちが作ったオスの馬のクローンから、2頭の子供が生まれました。これは、雄の馬から体細胞核移植(クローン)を行い、雌の子馬を誕生させた最初の例になります。

クローン技術とは無性生殖技術であり、ドナー馬と同じ遺伝子を持つクローン馬を作ることです。マリアナ・スヴァ博士によると、性が異なるクローンが生まれたのは、馬では今回が初めてのケースですが、他の動物では異なる性別が生まれたことがあるということです。

2頭とも同一の遺伝子プロファイルを持っており、同一動物のクローンであることが確認されている、と研究チームは報告しました。分子検査では、牝馬の「Y染色体の自然喪失」が確認されました。失われた染色体は、ポリメラーゼ連鎖反応検査(PCR検査)で確認されました。

さらに血液と皮膚の遺伝子検査を行ったところ、子馬の染色体構成が同じであることが判明しました。

今回のクローン時の性転換について、正確な原因は不明ですが、クローン馬の性転換の可能性は、絶滅危惧種の保護、新しい繁殖技術の創出、特定のスポーツに関連した馬の開発などにつながると期待されると研究チームは報告しています。

仔馬は2020年11月に誕生し、牝馬には解剖学的な異常は認められませんでした。2歳時、外生殖器は正常ですが、超音波検査で卵巣は小さく未発達で、黄体も認められません。子宮は正常です。

詳しくはHorseTalkをお読み下さい。

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