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馬の知能を理解する         馬の行動に関する興味深い事実

この記事は The Plaid Horse に許可を得て
Understanding Equine Intelligence: Interesting Facts About Horse Behaviorの記事を翻訳して掲載しています。

馬は驚くほど知的で賢い動物です。さまざまな感情的行動と複雑な反応が馬の特徴です。この記事では、この知的な動物についてのいくつかの驚くべき事実を提供します。また、馬についてもっと知りたいという方は、「WOW ESSAYS」のサイトも見てみてください。様々なトピックに関する多くの興味深いエッセイのサンプルを見ることができます。

馬は関連付けによって学習する能力があります。

馬が生きてきたすべての経験は、馬の心に刻まれます。ですから、もしあなたが、ある物の前で馬を攻撃すれば、馬はその物に対して恐怖を感じるようになります。その物を見ると苦痛が蘇るからです。ですので、連想ゲームのように正しいことと間違っていることを教えてあげると良いのです。その経験が、馬の頭の中に刻まれます。それが馬の学習方法なのです。

馬は優れた記憶力を持っています。

馬は不快な経験を一生記憶にとどめることができるため、再調教が非常に難しいものになります。馬は知的で繊細な動物であり、不快な状況が自分に再度降りかからないように、記憶力を活用しているのです。

馬の感情はかなり発達したものです。

一般的にはそう思われていないかもしれませんが、馬は、幸せ、恐怖、愛情、信頼、不信、成功、退屈、ストレス、欲求不満、好奇心、嫉妬などを感じることができるのです。そして、馬の体の動きをよく見れば、その馬がどのように感じているかを理解することができます。悲しい馬は耳が垂れ下がり、周りのものに興味を示さず、退屈している馬は同じような反応をすることがあります。馬は仲間を失ったら、それを嘆き悲しみ、回復するのに数ヶ月かかることもあります。(慣れ親しんでいた馬が死んでしまうと、数ヶ月間悲しみに暮れることがあります。)

馬は気持ちが落ち着いているときにしか学べません。

叩いたり、叫んだり、そういったタイプの罰は、望んだことをやってもらえることがあるかもしれませんが、その手法で馬に教えることはできません。馬は調教師を怖がるようになるだけです。馬が何かを学ぶ時は、リラックスして落ち着いていなければなりません。リラックスをしていることが学習環境の基本です。その環境において、馬は行う運動をポジティブな経験として心に刻み、次もやりたいと思うようになるのです。

馬は食べ物をご褒美の賞品とは考えていません。

肉食の動物は食べ物を努力して勝ち取った褒美として理解します。努力して勝ち取る物がなければ食べる物がないということですが、馬の場合は狩りをする必要がないので、肉食動物と同じように食べ物を捉えていません。

馬は夜の間に学習することができます。

馬が日中うまくできなかったことが、翌日には上手にできるようになっていることに驚くことがよくあります。調教のセッションで、馬が協力的でないと、人はイライラしてしまうことがあるかもしれません。良い雰囲気でセッションを終え、長い手綱で撫でたり歩かせたりすることで、馬にその日の最後の良い瞬間を記憶に残してもらうことができるでしょう。

翌日、馬は更に協力的になり、前日にお願いしたことを、前日以上に簡単にできるようになるかもしれません。このような学習は「潜在的学習」と呼ばれます。馬に考える時間を与えることで、より早く学習させることができます。強硬手段で接することは有効かもしれませんが、馬は緊張して不満が残り、次からうまくできなくなるかもしれません。

馬は1頭1頭違います。

前にも述べましたが、馬は1頭1頭人間と同じように身体も、心も特徴がそれぞれ異なり、個性を持っています。そのため、それぞれの馬は、能力を発揮する分野が異なります。

馬は他の馬の真似をします。

馬は他の馬の行動を真似します。良い習慣だけでなく、悪い習慣も真似します。ですので、悪癖のある馬と他の馬と一緒に飼うのは良くありません。他の馬が真似をする可能性があるからです。良い面は、子馬を、例えばジャンプの上達させるには、経験豊富な馬の後ろでジャンプさせることで、その障害が危険ではないことを学び、自信を持ってジャンプできるようになることがあります。

馬が潜在的な危険を前にしたとき、まずすることは、戦うことではなく、振り返って逃げようとすることです。危険がすぐ近くまで迫ってくるまで普通は待ちません。例えば、群れの中の1頭の馬が少しでも危険の可能性を感じたとします。その場合、群れ全体が、また安全だと感じられるほど十分な距離ができるまで、止まることなく反対方向に疾走します。したがって、自分にとって新しいもの、あるいはかつて自分に危害を加えたものを恐れるなというのは無理な話です。馬を物理的に攻撃すれば、より大きな恐怖心を生むだけになってしまいます。

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