花の命は儚く美しいのか?

考え事の話。

私は花があまり好きではない。
理由は短命だから。同時に花を育てるのも苦手。

祖父母は花を育てるのが好きで、自宅前に花を並べていた。
すぐ枯れてしまうものを、何でそんなに嬉しそうに育てているのだろうか、私はあまりよく分からなかった。

そんな祖父母も、私が小学生の時に立て続けに割と早く亡くなった。
特に祖母は末期ガンに冒され、終盤は体に管を通し寝たきりのまま何ヶ月も過ごした。
今でも恐怖で、辛い思い出だ。

短く太く、という言葉がある。
苦しんで生きるなら、いっその事潔く終わる方がいいと言う。
自殺を決意する人というのは、そういう心境なのだろうか。

私は思う。花は美しいが、とても悲しい生き物だと。
踏まれても逞しく生きる雑草が羨ましい。

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