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不要不急の音楽

2021年12月31日。COUNTDOWN JAPANに行った。

新型コロナウィルスが流行してから約2年。自分が大好きで人生の生き甲斐であるライブやフェスは不要不急とされ、そのほとんどが開催の中止や延期を余儀なくされてきた。せっかく開催されたライブも、世間からは批判の対象となった。

コロナ禍の中、徐々に開催され始めた対面でのライブに行った時は、今まで抱えていたたくさんの感情が1度に出てきて思わず泣いた。

それでもどこかライブに行くことに罪悪感があり、今までのようにSNSに載せることはできず、人に話すこともできず、こっそりと行くのが当たり前になっていた。

自分が大好きなものは世間からは非難の対象で、それが悔しくて悲しくて、でもどうしようもなくて、他に発散することもできず毎日仕事に行く息が詰まるような日々は控えめに言って地獄だった。

そんな中今回CDJに行き、会場で掲げられていたフェスを止めない。音楽を止めない。を見て頭をガツンと殴られた気分になった。音楽に対して不安を感じていたのはファンだけではなく製作者側もきっと同じで、自分の不甲斐なさを感じ、でも音楽を止めることはしたくなくて、そのためにこの厳しい状況の中で試行錯誤した結果の今回のCDJなんだと考えると胸がいっぱいになった。

自分がライブに行けるということは数えきれないほどたくさんの人の想いが集まって形になってるんだと改めて思い、あの息が詰まるような日々を過ごしていたのは音楽が好きで関わってる全ての人なんだとわかると、休み明けの仕事も少し頑張れるような気がした。

2022年はライブに行ったことを純粋に楽しめるような1年になることを願っています。

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