ガッツリしたエッセイが読みたい。
ふわふわ系も軽いかんじも好きです。
でもね、たまにね。読みたくなります。
ガッツリしたエッセイ。
とんでも論繰り出していても、そのパワーにのめりこまされてしまうようなエッセイ。読みたいです。
書いてみようかな。
たとえば、こんな感じ。ですか?
世界と私の目
昔私が宇宙を眺めていた頃。世界は宇宙だった。
昔私が科学を眺めていた頃。世界は科学だった。
昔私が優しさを眺めていた頃。世界は優しさだった。
昔私が言葉を眺めていた頃。世界は言葉だった。
今私が世界を眺めてみると。きっと世界は宇宙で科学で優しさで言葉だろう。
沢山の視点を持てるようになったと言えるのか、はたまた色メガネをかける偏見さんになってしまったと言うべきか。悩むところだ。
だが少なくとも私がちびっ子だった頃よりは世界は広く優しくそしてわれわれを遥かに凌駕するとてつもなさを秘めていると。そう思いたい。
それなのになぜ、私は子供の頃のあのまぶしいほどの感動や感激を感じなくなってしまったのであろうか!
冷めた目で見る世界は美しいかい?
冷めた心で、未来の子どもたちに何を伝える気だい?
私にその資格はあるのだろうか。未来ある子どもたちの純粋な目とどう見上げれば良いのだろうか!
この絶望の淵にあるぬるま湯に浸かりながら、ふと思ってはそれをかき消す。
「そんなことはない!」
なぜなら、私は喜びも悲しみも驚きも屈辱も楽しみも経験してきて。宇宙の果てから素粒子の世界だって思い描いて。人の心の機微にそれとなくふれつつ、とまどい泣きながらもなんとか周りからの優しさによって立ち直りながら生きてきたんだ!
その誇りを。その誇りを。その誇りを。
なぜ私は冷めた目で見ているのだろうか。
昔私が宇宙を眺めていた頃。世界は宇宙だった。
今私はどんな目で世界を眺めれば良いんだい?
はい。
こんな感じかなー。
うーん。
ふわふわ。無重力〜。
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