どうして葉っぱは赤くなるのか

こんにちは!先日紅葉を見てきました。紅葉を見ると、日本の秋がやってきたという感覚に浸ることができてとてもよかったです。何も感じず生活をしていると夏と冬の季節の中で生きているように錯覚してしまいますが、せっかく四季のある日本にいるからにはこれからはもっと秋も感じていきたいです!

ところで”どうして葉が赤くなるのか”とふと思ったりしませんか。

紅葉を見ながらふと気になったのでまとめてみました。

0、なぜ紅葉するのか

1、どうして黄葉するのか

2、どうして紅葉するのか

3、どうして紅葉狩りっていうのか

0、なぜ紅葉するのか

まず一番初めということでそもそもどうして葉はこんなにも色が変わるのか。についてです。そもそも色の変わるような葉は総じて「落葉樹」です。1年を通じて秋から冬にかけて自分の葉を全て落としてしまう木の種類です。冬に休みを取るために、寒さや乾燥に弱い葉を全て落としてしまおうという鮮やかさより効率、と言わんばかりの木々たちですね。(偏見)その際に木が葉を落とす前準備として発生するのが紅葉です。

1、どうして黄葉するのか

どうして葉が黄色に変化するのかについては、わかりやすく説明すると、葉の緑色の色素が減るからです。ではもう少し具体的にどのような変化が生じているかというと、葉には、光合成のためにクロロフィルという色素があり、その色素が赤と青の光を吸収するために葉が緑色に見えるという仕組みがあります。しかし、秋になると日照時間が短くなり、気温が下がることにより、光合成の効率が悪くなる。それにより光合成を司るクロロフィル自体も低下するのです。そうすると緑の元であった色素が葉から減少することで葉が緑ではなるなります。すると葉の中にあるカロチノイドが黄色であり、クロロフィルよりも量が上回ることでカロチノイドが目立つようになり、葉が黄色に見えるようになるのです。

2、どうして紅葉するのか

ではどうして赤くなるのかについて考えてみましょう。そもそも赤い葉は黄色の葉を経験した選ばれし葉しかなれないみたいですね。紅葉の原因となる成分はアントシアニンです。これが赤色を作り上げます。光合成が本格的に終わるようになると、カロチノイドもその量はかなり減少します。一方、葉に残った栄養や糖が残り、アントシアニンが生成されます。結果として黄色から赤へ移り替わっていくみたいですね。(アントシアニンには抗酸化があるため、クロロフィルが分解される時に発生した活性酸素を抑制してくれる働きがあります。)

3、どうして紅葉狩りっていうのか

「紅葉狩り」って聞くと「どうして紅葉を狩るんだ?」という疑問が浮かびませんか?そもそもで「狩り」とは獣を捕まえるという意味で使われていました。それが小さな生物から果物を取るなどと多岐にわたる意味になりました。(りんご狩りなど)このように狩りの意味が広がった意味として、狩猟をしない貴族の登場により、狩り=自然を愛でるようになり、紅葉などにも使うことができるようになりました。

また、日本では古語辞典(Weblio参照)によると

かり 【狩り】
名詞
①狩猟(しゆりよう)。多く「鷹狩(たかが)り」をいう。◇「猟り」とも書く。
②花・木・草・蛍などを求めてとったり、観賞したりすること。▽桜・紅葉・蛍などの語の下に濁音化して接尾語的に用いる。「桜がり」

というように、「鑑賞をする」という意味があり、現在イメージする紅葉狩りとも一致します。また日本では昔は桜を見ることも「桜狩り」と言われていたみたいです。

こんな感じでまとめは終わります。私の地元は大阪で、よく近所にある箕面の滝に足を運んでいたのですが、そこで紅葉を揚げた「紅葉てんぷら」なるものが売られていたんですけど、紅葉を見ながらその天ぷらを食べるとか、すごい秋!!って感じして最高になれそうですよね。めっちゃ行ってめっちゃ食べてください!

#紅葉 #紅葉狩り #一眼レフ #nicon

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