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欧文書体に隠された錯視処理【ロゴや誌面作りの必須テクニック】

【前編】

今日は、様々な目の錯覚、錯視について話していきます。


この錯視は、人類共通の目のバグなので視覚調整していかないといけません。
この視覚調整、この動画では錯視処理って呼びます(その方がかっこいいから)が、デザインをしていく上で、この錯視処理は必須テクでもあります。
錯視処理を学ぶにあたって、有効なのが欧文書体です。


錯視を知り、それを計算に入れて書体や版面や書籍を設計できるようになりましょう。



【後編】
今日も前回に引き続き、様々な目の錯覚、錯視、そしてその処理の仕方について欧文書体はどうしているのかなどを交えて話していきます。

欧文書体といえば、
1927年金属活字として発売されてからずっとポピュラーであり続ける書体Futuraのデザイナーであるパウル・レナーは、自身の本の最初の部分で、様々な「目の錯覚」または錯視について解説しています。
Futuraは一見、円と直線だけで幾何学的、論理的に作られたように見える書体ですが、その作者が自分の著書で最初に語るのが錯視の部分、つまり測って得た数値や理屈と人間の目の見え方は違うという話をしています。

その中の、一つの例として、何か一つの単語を正確に紙の中心に置いたとしても、実際は中心よりも下に見えること、「中心」というのは正確に算出した位置のことではなく、目で見て中心に見える場所のことを指すのだと強調しています。

EDでは前回は「X」を作っていきましたが、今回は「K」処理の仕方を見ていきたいと思います。興味がある方は最後までぜひご覧ください。

まずは錯視を知り、それを計算に入れて書体やロゴ、版面や書籍を設計できるようになりましょう。

それではどうぞ。


【初めに】
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参考文献:
欧文書体のつくり方 美しいカーブと心地よい字並びのために
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