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燻製のロマン

僕は燻製が好きだ。食べるのも好きだけど作るのも好き。

燻製の中で一番好きなのがビーフジャーキー。

今でこそコンビニなどで手軽に手に入れることが出来るけど、一昔前はなかなか売ってなかったと思う。売ってても天狗ジャーキーくらいやし、値段もそこそこ高い。

手間かかるもんね。ビーフジャーキーって。最短で作っても4日間はかかるし。ビーフジャーキーって。おつまみの王様やわ。キングオブオツマミ。100年に1度のおつまみ。12球団ドラフト1位指名。

僕はビーフジャーキーにはうるさい男。おいしいビーフジャーキーしか体が受け付けない。

なぜか。

実は父親が趣味で昔から作ってたから。たぶん小学校低学年の時から食べてると思う。うちの父親のビーフジャーキーは完全に和風。でもそれが日本人の味付けに馴染んでるのかすごい好き。

少し昔市販されてたビーフジャーキーって生産がアメリカで輸入してるやつが多かった。アメリカのビーフジャーキーってなんか甘ったるいのよね。アメリカの人って結構甘辛いの好きやもんね。ヨシダソースとかすごいあまいし。これはてりやきソースちゃうやんってなる。

昔、弟が少年野球をやっていて、そこにオーストラリア人のお父さんをもつ友達がいてた。そのお父さん(牛肉輸出大国出身)にビーフジャーキーをお裾分けしたら、いたく気に入ったらしくそれ以来ビーフジャーキーを作るごとに欲しがってたそうな。ビーフジャーキー一つやり方次第で世界進出できるやん。世界のセレブの仲間入りやん。

そんなビーフジャーキーのレシピを去年教えてもらった。まさに継承と呼ぶにふさわしい。でもまだまだ煙のかけ方とか難しい。世界進出には少し時間が必要。2軍キャンプからのスタート状態。

と前置きは長くなったんですが、そんなビーフジャーキーを大阪、お初天神裏参道にある秘密の隠れ家で出しています。見つけた人は是非頼んでみてほしい。ほんとおいしいからね。

今作ってるのは鶏肝とズリの燻製。
あくなき新たな挑戦は終わらない。

おしまい

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