見出し画像

お囃子の太鼓・5 なめし

購入したばかりの皮(生皮)はふん・肉・脂肪などが付いていますので水で洗浄したり刃物で肉・脂肪を削り取ったりします。
においもきついので処理するときは大変だそうです。

毛抜き:昔は浅い水槽に水と生皮を入れて太陽熱であたためて処理しました、土の中に埋めても抜けるそうです。
現在は水と生皮と米ぬかを20日くらいつけ込んで処理します。

乾皮(かんぴ):毛抜きしたものを四方八方より紐で張り付けて風を送り、除湿器を使って2日ほどで手早く乾かします。
きちんと乾かした乾皮は1~2年も保存が出来ますので、乾皮を使用すれば1年を通して修理・製品に加工が出来ます。

正しい知識と経験のある人が皮をなめすときつね色に仕上がります。

真っ白い皮だと毛を抜いた後に漂白したものかも知れません、きつね色の皮を張って伸びて白くなったのは問題ありません。

画像1

画像2

画像3

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?