【墨田区が誇る名居酒屋】もつ焼きを頼まなくても成立するもつ焼き屋!(稲垣本店/本所吾妻橋・駒形/もつ焼き)
本所吾妻橋駅から徒歩3分ほど、墨田区役所の前の通りを少し南下した辺りに、稲垣という大人気のもつ焼き屋がある。
この駒形の本店以外にも、森下やスカイツリーの目の前にも店があるのだが、どこも連日大人気のようだ。
で、いきなり余談だが、稲垣本店の凄いところはその広さである。
地図で見るとごく普通の店舗に見えると思う。中に入ってみるとそれなりの席数があるのだが、それでもよくある席数に余裕のある大衆居酒屋程度の規模だ。
ところが稲垣が凄いのは、裏にあるどう見ても民家にしか見えない一軒家も店だという点である。路面部分が満席になると「奥お願い!」と言われて裏口から出され、目の前の一軒家の玄関に入らされるのだ。
これが日本じゃないどこか別の治安の悪い国だったら死亡ルートである。
例えるなら新宿区役所近くのカルトな中国料理店『上海小吃 』のどこからどこまでが店なのか分からない九龍城っぷりに近いのだが、このお陰で毎日満席と言っていい人気店なのに、入れないと追い出された事は一度もない。
そんな稲垣の主軸はもつ焼きなのだが、それ以外の料理も多種多様。あまりに選択肢が多すぎて、ホールスタッフに迷惑がかかるくらい選ぶのに時間がかかる。
メニュー表にあるグランドメニューだけでも膨大なのに、それに加えて短冊メニューも色々と貼られているから、とりあえずそれらを一通り見るだけでもジョッキが1杯空けられる。
メニューの幅広さも問題で、もつ焼き→グラタン→ピザ→スタミナ炒め→稲バーグ(ハンバーグ)と続く辺りがこの店の真骨頂。これだけあれば偏食な子供を連れて来ても何かしら食べられる物があると思う。
という訳で、まずは飲みごたえ充分サイズの酎ハイ(¥350)をグイグイいきながらメニューをガン見。この日は家族3人に加えて息子の友達も預かっていたので、いつもより多めに頼めるぞとウキウキ。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。