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萌え絵を叩いてBL無罪を叫ぶ愚か者

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いまどき「萌え絵を叩いてBL無罪を訴えるレベルのヤカラ」がいた事に驚いた

当noteに何度も何度も書いている事ですが、あえてまた言いますけれども、私の目的は個人叩きだとか、気に入らない人間を晒し上げて「不幸になっちゃえ~~」なんてところにはありませんので、今回もネタ元は伏せます。

と、前置きをした上で話を始めるが、なんとこのご時世に萌え絵や、それを好むファンをクソ叩きにしておいて、「それとは違ってBLや腐女子は」と、BL無罪を主張するという周回遅れも甚だしいツイートを目撃してしまった。

いやあ……ねえ……ほんとマジで……。

萌え絵が嫌いとか、オタクコンテンツが嫌いというのはもういいよ。そこを改めろとか、嫌いだと主張する事自体を止めろとは言わないよ。

でもな、オタクコンテンツが火だるまになって法や条例でガチガチに規制されたら、お前らの好きなBLも同列に扱われるんだわ。

少し考えたら中高生くらいの知識でも理解できるだろうに、なんでそれが分からないのだろうか。ツイフェミ一派ってそこまでバカなのだろうか。

で、そのツイート主が仰るには、オタクはゾーニングが出来ていないと。見たくもない不愉快な物を私達に見せて来ると。

その反面、腐女子達は自分達の好きなBL文化がメディアに晒される度に必死で隠して来たと。

それでは御覧ください、これがごく平均的な書店の現実です。

フェミ一派が叫ぶ「BLゾーニング」の大嘘

これは息子と一緒に都内某所の駅ビルにある本屋に立ち寄った時に撮影した写真である。ちょっと見にくいと思うが、まずは引き絵でどんな陳列になっているか確認して欲しい。

右側にはゲームの攻略本が置かれていて、そのすぐ左側の棚には、いわゆるBL系の本がゾーニングもクソもなく列べられている。

こういう内容なんだけれども、まあどれもこれもタイトルを見る限りテーマは男同士のセックスだわな。「絶倫地獄!」とか「男子校で妊娠した俺。」とか中々のパンチ力である。

ただ、これらには成年マークが付いていないので、こういったタイトル・内容の作品を、BLならば年齢制限なく読めてしまうという事なのだろう。

ここにある各作品の内容はこんな感じ。

まあ普通にやってるよね。

で、こうした本が子供達が好んで飛び付くであろうゲーム攻略本の棚のすぐ隣にある訳だが、これってゾーニングという観点からどう思う?

よく男性向けの一般誌に掲載されているマンガのエロ描写が過激すぎて問題になったりしているけれども、それと比較してもBLマンガの「そのままやん」っぷりはレベルが違う。

これって結局のところ、この国の「わいせつ基準のおかしさ」から来ている部分で、早い話が【♂☓♀】の図式以外の物は縛りが緩いってだけなのね。

私はAV業界の出身なので、その辺りの事情を痛いほど理解しているんだけど、これについては全く知らないひとに説明するのが非常に難しい。
雑に超分かりやすく言うと、性を取り巻く法律って、現状では「男性器と女性器の組み合わせがご法度」というイビツな内容で、男同士とか女同士ではレイプすら中々成立しない有り様だった。

それが法改正があって以前に比べれば少しはマシな状況になったけれども、それでもやはり【♂☓♀】のエロだけを最優先で取り締まるという方向性は何も変わっていない。

これがBLが比較的見逃されやすい理由で、今回紹介したような作品が、仮に男性向けの一般作品としてゾーニングもなく書店に列んでいたら、まあ高確率で何らかの処分をされると思う。

で、こういう話をすると「こいつはわざわざ腐女子達に難癖付けるために本屋で写真を撮って来たのか!」なんて言われるかもしれないが、そうじゃない。この写真を撮ったのは何日か前で、問題あるツイートを目撃したのはついさっきの話だ。

どうしてこんな写真を撮る気になったかというと、たまたま立ち寄った駅中の本屋で、息子がマイクラ本にかじり付いてしまい、仕方なく後ろで気が済むのを待っていたのだが、その際に隣の棚から “悪しきオーラ力” を感じた。

それで息子に気付かれぬようこそっと一冊ずつタイトルを確認して回ったのだが、すぐに「妊男」だのという不穏な文字列が目に入ってしまってギョギョギョ。
慌てて適当な理由で息子を女房の元へ行かせ、その隙に上の写真をパシャったという次第である。

よくフェミらが言う「もしも子供の目に入ったら」そのもののアクシデントがあったのだから、何も文句ねえだろ?(急にガラが悪くなってすまんの)

新基準の規制があった場合により酷い目に遭うのはBL

コミック系のお仕事をしている方でも、門外漢だと実情が分からないと思うが、BL系のコミックはこのように18禁エリアではなく、シレっと女性向けコミックのコーナーの端っこなんて場所に置かれていたりする。

駅中の本屋なんて、個人店に比べると管理基準が厳しいはずなのだが、それでもこういう事になっているのだから、男性向けエロと女性向けエロの間には大きな格差が残っていると言えるだろう。

一昔前に比べると、BL系の作品が “有害指定” されるケースも増えて来ているのだが、実は理由は簡単だ。男向けエロに比べて無法地帯すぎて、一般作品の棚に堂々と置かれているからだ。

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