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【飯と風呂シリーズ】浅草のカレー屋で息子が大人の味を知る(ぱおぱおカレー 浅草千束通り店/浅草/カレー)

先日に引き続き、本日も息子とのイチャラブデートの模様をお届けする。

息子と私には「銭湯」という共通の趣味がある。彼にはオムツが取れた瞬間から銭湯通いを仕込んだため、今ではすっかり銭湯ツウに。初めて行く銭湯でも、中に入るなり「ふぅ~ん、ここはこういうパターンね」なんてクソ生意気な台詞を吐くまでに成長なされた。

そんな息子と2人で出掛けるとなると、高確率で「ご飯を食べて近場の銭湯に」という流れになるのだが、今回は浅草の北の方を攻めてみる事にした。

浅草には以前、国際通りから何歩か入ったところに蛇骨湯というステキな銭湯があったのだが、残念ながら閉店してしまったので、吉原方面まで視野に入れて目的地を考える。

この辺りはエッチなお風呂屋さんが多い事で有名だが、実はエッチじゃないお風呂屋さんも数多く、平均してクオリティが高い。土地の謂われ的に陸の孤島のような場所が多いのが難点なのだが、そのお陰でどこもそこまで混んでないというメリットも。

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どこがいいか思案した結果、今回は吉原のメイン通りを子乗せママチャリで疾走するのもナニがアレなので、そこから少し離れた鶴の湯さんに決定。

ここは昔ながらの宮造りで、中に入って天井を見ると「今じゃこんな建物お寺くらいだろ」と言いたくなるほどのガチレトロ物件。
サイズ的にも昔ながらの普通の銭湯なのだが、そんじょそこらの古いだけの銭湯とは中身が違う。手狭ながらも、浴槽に仕切りを作ったり、無理やり小部屋を作ったりして、色々なお湯を楽しめるようになっているのだ。

昔はひとつの大きな浴槽が置かれていたであろうスペースは力技で小分けにされ、ジェットバスや電気風呂、ぬる湯に水風呂と可能な限り詰め込まれている。少し熱めの薬湯は外気が入って来る小部屋にあり、ラドン風呂は逆に密室状態の小部屋に設置されている。こちらはサウナ効果も見込めそうだ。
サウナといえば、嬉しい事に鶴の湯はサウナ料金が通常の入浴料に含まれているため、非常に安上がりに楽しむ事ができる。

通常の銭湯料金だけで、ここまで色々と楽しめるというのは有り難い。温度帯も40度~43度くらいにまとまっているので、ぬるめのお湯ならば小さい子供でも入れるはず。この辺りは熱湯の銭湯も多いので、その中ではだいぶ入りやすい部類だと思う。

鶴の湯
住所:東京都台東区浅草5-48-4
営業時間:15:00~00:00(だったはず)


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お風呂をいただいてさっぱりグッタリしたところで、今度は晩御飯を求めて浅草寺方面へ向かう。とはいえ本当に浅草寺の近くまで行くと人混みに飲まれて嫌なので、ひとまず六区の辺りを物色。

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すると、ひさご通りのアーケードを出てすぐの千束通りにこんな看板を発見。即座に「ぼくカレー食べたい!」とねだり始める息子。オレもオレで「もつ煮カレー」という文言が胸に突き刺さる。

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あ~~、この感じスタンドカレーっぽいお店だろうか?
「ぱおぱおカレー」という名称から、そこまで辛くなさそうと判断し、試しに飛び込んでみることに。

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メニューを確認してみると実にシンプル。ソースは1種類しかないようで、それにメンチ・チーズ・ロースカツ・もつ煮が乗るというだけのようだ。

え~~、じゃあオレはもつ煮込みカレー。どう考えてもこれ一択だろ。息子にはメンチカツカレーでも食わせておくか……。

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元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

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