現代ビジネスが絵に描いたような藁人形論法で必死のフェミ擁護

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現代ビジネスに問題点だらけのフェミ擁護記事が

フェミ界隈も、アンチフェミ界隈も、定期的に極論家が暴れ出すのだが、今回は講談社のWEBサイト『現代ビジネス』にとても香ばしいフェミ擁護記事が掲載され、一部で話題になっている。

「フェミニズム叩き」「女性叩き」で溜飲を下げても、決して「幸せにはなれない」理由（ベンジャミン・クリッツァー） @gendai_biz

これどうしようかなあ、特に問題のある箇所を抜き出して反論する形式にしようかなあ。色々と言いたい事があり過ぎて、どのような反論スタイルにすべきか本気で悩んでしまう。

という訳で、まずはどうしても言っておきたい点から刺してやろうと思う。そこから先は興味がある方だけお読みください。

お前らが"アカデミック"を謳う資格があんのか？

まず何よりも先に私個人が感じたモヤモヤに関して毒を吐かせていただきたいのだが、このライターは二言目には「フェミニズム・ジェンダー論はアカデミック、弱者男性論を唱えるのは素人」と断定口調で語っている。

こうした厭味ったらしい印象操作にはイラっとさせられるし、隠し切れない差別心でいっぱいだし、何より「卑劣な真似をしてる自覚はねえの？」と思ってしまうのだが、こんな上から目線でアカデミックを騙るライターが寄稿している媒体は、どれだけアカデミックなものなのだろうか。

試しにサイトの端っこに表示されているアクセスランキングを眺めてみて欲しいのだが……

24時間以内のアクセスランキングを見てみると、1位は長澤まさみのゴシップネタで、2位はジブリ作品ネタとなっている。

女優・長澤まさみさんがまさかの崖っぷち…？TBS局内で囁かれる「ある噂」（週刊現代） @gendai_biz

試しに1位の長澤まさみネタを読んでみると、ビックリするほど文字数が少なく、「単に見出しに長澤まさみって書きたかっただけだろ」という、典型的な芸能人の名前を見出しに乗せてPV数を稼ぎたいだけのクソ記事である。

こんな記事でPV稼いでるような媒体でアカデミックを騙られてもなあ。

それを言いたいなら、もっとアカデミックな分野の人間が読むような、それなりの知識を持った人間達が監視し、何かあったら統計データ付きのガチガチの反論が飛んで来るような、そういう場所で持論をぶちまけてみせたらどうだろう。

こんなクソゴシップが屋台骨のWEBサイトでイキり倒されても。

と、こんな調子で「アカデミックvs素人」すなわち「格やランク」を根拠に印象操作される気分はどうだい？

このライターと現代ビジネスがやってる事ってこういう事だから、やり返されても文句はないよね。こいつらが望んだ戦い方だからね。

という訳で、出どころ不明の芸能人のクソゴシップネタを読みに来るような客層を相手に商売している現代ビジネスさんの記事に対して、ちょっとマジメに反論してみよう。

とはいえ、その反論もとてもシンプルな内容になってしまうのだが。

典型的な藁人形論法で草も生えない

この記事の何がダメって見出しの通りなんだけれども、このライターの主観だけで構成されてしまっていて、絵に描いたような藁人形論法なんだよ。

たとえば、このライターは『フェミ叩きは女性やパートナーがいないことによる孤独や承認に起因している』といった論調なのだが、その根拠がまったく示されていない。

「とにかくそういう事だ」という前提で、つべこべと述べているだけなのである。そうした中で飛び出して来るのが

「フェミニズムやジェンダー論はアカデミックな世界で通用する」
「弱者男性論を唱えているのは素人だけ」

という、差別心丸出しの印象操作なのだ。

また記事タイトルからして「フェミ叩きで溜飲を下げる」なんて書き方をしているので、フェミ叩き自体を批判したいという気持ちが見て取れる。
ところが、なぜここまでフェミ叩きが広まったかと言えば、それはフェミを名乗る連中が何かにつけて言論の自由・表現の自由を無視し、「自分が気に入らないから」という理由だけで、あちこちに火を付けて回ったからである。

決して非モテの弱者のオッサンが、ひがみ倒してフェミに殴りかかっている訳ではない。どちらかというと、勝手に戦争を仕掛けて来るのはフェミの側なのだ。

単に「溜飲を下げてる」んじゃないんだよ、実被害が出てるから反論・批判をしてるの。このライターはそういう自衛すら認めないとでも言うのか？

なのに、この記事にはそうした部分に対する記述がまるでない。これだけ文字数の多い文章なのに、全く触れられていない。そういう点からも、この記事は「フェミ庇い」だけが目的である事が分かる。

こうした思想的な偏りや、差別的な思考や言動が記事として堂々と掲載されてしまうところに、実は「弱者男性論の正しさ」が現れてしまっている。

このライターは、差別心を隠し切れないあまり、そしてフェミ・ジェンダー論者を庇いたいあまりに、ついうっかり弱者男性論を証明してみせてしまったのだ。

バカじゃなかろうか。

フェミやジェンダー論者の暴論や、気に入らない創作物や表現を抹殺しようとする暴力的な行為と、その被害者の存在を意図的に隠す辺り、これを差別と言わずしてなんと言えばいいのか。