【CLP問題】立憲民主党はもはや政党に非ず、単なる特定人物への利益供与団体である
立民・西村幹事長が定例会見でCLP問題に言及
1月12日、立憲民主党の西村幹事長が定例会見を開いた。
https://youtu.be/f6SEx1bIK78
立憲民主党のYouTubeチャンネルより(CLPの話題は40分辺りから)
ここで西村幹事長は、Choose Life Project(以下CLP)への立憲民主党の支援について述べているのだが、その内容があまりにも無責任であり、過去最大級のブーメランと化している。
特に、肝心の金の動きについてモヤモヤした回答しかないことや、突っ込んだ部分については「前体制時のことだ」で済ませていることなど、過去の立民による自民党批判の内容を考えると「それで済ますの?」と言いたくなる。これが許されるというならば、あれだけしつこく続けた安倍叩き、中でも政権が変わってもしつこく続けていたモリカケ追求は何だったのだろう。
[会見内容の不思議な点]
(1) CLPへの金の流れ
CLPに1500万円以上の金が流れているが、なぜ寄付としなかったのか。まず争点になっていたのはこの点だ。CLPに対して広告代理店を通して約1,500万円の金が流れているのだが、立民はこれを弁護士と相談した結果、寄付にはあたらないとし、政治資金収支報告書には載せなかったという。
西村幹事長(というか立民)の言い分はこうだ。
「統括や支払い管理などを広告代理店がしている。動画制作費や企画広報費としての取引実態があり、寄付とするのはむしろ実態と異なる」
ところがこれが実におかしい。立民から広告代理店に流れている金額は約1,500万円。そして実際にCLPに入った金額も約1,500万円であり、代理店を噛ませているのに中抜きが発生していないという、意味の分からない事になっているのである。
私も過去にネットの片隅で広告代理店的なお仕事をしていたが、間に入って手数料の類を取らないタダ働きなど(マトモな案件では)聞いた事がない。
例外としてそういう話が実体験としてあるにはあったが、それは全てマネロンなどのグレー(というかブラック)な金を動かす場合の名義貸しのようなケースだけだった。
そういう仕事の場合は「その案件自体では金銭は発生しないが、後日別件として普通よりもゴッソリとお金を貰える」なんて辻褄の合わせ方をしていたのだが、"それすらない" なんて事はちょっと考えられない。
会見で記者達に総ツッコミされていたが、私もこの話だけ聞く限りでは「ハナからCLPにどうしても1,500万円の金を秘密裏に渡したくて、博報堂に協力して貰って資金流しの中継地点になって貰った」という事ではないのか。
こんなに危ない橋を渡るくらいなら、なぜ堂々と寄付として金を流し、その上で報告書に上げなかったのか。それが出来ない理由は何か。
この一点だけでも、考えれば考えるほど話がドス黒くなって行ってしまう。
[会見内容の不思議な点]
(2) なぜ福山哲郎(前幹事長)を処分しないのか
先にも述べたが、この一件について立民は「前体制の時の話ですから」で逃げるそぶりを見せている。これまでにもたらされた情報を元に考えると、CLPへの不思議な金の流れなど、疑惑の多くは福山前幹事長が「独断でやった」としか思えないのだが、これだけの騒ぎになっているにも関わらず、福山前幹事長の処分は一切考えていないという。
※先の会見動画では1:00:00辺りから
私がこれを聞いてカチンと来たのは、本多平直氏の追放劇だ。
本多氏は立民の会合での発言が曲解して伝わり、一部の人間(主にフェミ系)が大騒ぎした事で問題視され、正規の手順も踏まず一方的にクビを切られて追放された(後に議員辞職している)。
http://hiranao.com/ikensho20210721.pdf
この時、本多氏は倫理委員会に対してこのような意見書を提出しているのだが、結果は何も変わらず、無慈悲な追放→議員辞職という結末になってしまったのである。
この時の立民のあまりに無茶苦茶なクビ切りと比べると、福山前幹事長に一切お咎めなしという判断には違和感しか感じない。
立民は「CLP問題に違法性はない」と言い訳しているけれども、だったら本多氏の場合はどうなる。彼は党の会合の中でちょっと表現が悪かった(言っている事が大間違いという訳ではない)というだけで、それこそ違法性の欠片もないではないか。
一方では全く違法性のない失言と言うのもモヤモヤするような言葉のアヤで政治家生命を絶たれたというのに、福山前幹事長はこれだけの大騒動を引き起こしているのに処分ナシ。あまりにもバランスが悪すぎやしないか?
ここから先は
¥ 200
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。