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東京下町の立ち食いそばの完成形を10年ぶりくらいに食す(一由そば/日暮里/立ち食いそば)

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日暮里駅から徒歩数分の場所に「24時間営業で常に客がいる」恐ろしい立ち食いそば屋がある。

『一由そば』
昔から「これぞ!」という扱いであちこちの媒体に取り上げられまくっていた、立ち食いそば好きで知らないヤツはいないだろうという有名店だ。

先に言ったように24時間営業なので、いつ行っても開いているという安心感はあるのだが、逆に言うといつ行っても列びが出ているという意味の分からなさも持ち合わせている。


で、この店の何がそんなに人気なのかというと、正直味についてはそこまでズバ抜けて美味しい訳じゃないと思うの。そばだけ、つゆだけ、天ぷらだけといった具合に、パーツごとに見ていけばここより美味しい店はいくらでもある。

ところが、トータルで考えてみると「ここを超えるツボを押さえた名店って中々ないよな」という結論に至るのだ。

ほどほどに安くて旨くて種類も豊富。
そして何より年中無休24時間営業。

ようは立ち食いそば屋としての "割り切った完成度" が凄まじいのよね。この店以上に「使い勝手に優れている立ち食いそば屋」って頭に浮かばないもの。


さて、食べログなどでよく見かける自称グルメのオッサンの気持ち悪いポエムトークが炸裂しかけたところで本題に入ろう。

と言ってるそばから話が逸れるが、私が突然食べログポエムじじい構文で店紹介記事を書き始めたら、その時は「あ~~遂にメンタルに限界が来たんだな」と察していただきたい。

という訳で本当に本題に入るが、この店の楽しいポイントのひとつは豊富な天ぷらにあると思う。基本的にはかき揚げやゲソ天辺りが定番で、それに天ぷらを追加するかおにぎりでも買うかといったルートに分かれるのだが、このメインの天ぷらを何にするかってのが悩ましくてなあ。

ジャンボかき揚げ(いわゆるJKB)とかジャンボゲソ天なんかは看板メニューなんだが、それを乗せてしまうとそれ以外がクドくて美味しく食べられなくなるという欠点もある。

そんなひとのために、例えば人気のゲソ天などは通常・ジャンボ・ミニと3種類もサイズを用意してくれており、当然小さければその分安い(90円)ので、他の天ぷらと組み合わせやすくなっている。

こういう痒いところに何本も手が伸びるというのが、一由そばが「立ち食いそば屋の完成形」とまで言われる所以だと思うの。

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