【緊縛動画配信からの土下座謝罪】今度は京大が大チョンボ

よくもやらかしてくれたな京大

普段は創作物に難癖を付けるおフェミ様を趣味でぶった斬っている(趣味なのか)アタクシでございますが、今回ばかりはターゲットが違うぞ。

まずはこのニュースをお読みください。

天下のNHKの報道に "緊縛" なんて文字が踊っている事が面白いのだが、それはさておくとして、京大が緊縛動画を配信して大炎上という内容である。

普段の私の主張を理解して下さっている方は、きっと「公開したのに謝罪した」すなわち「覚悟もねえのにヤラかしやがった」といった部分に怒っていると受け取っているのではないだろうか。

でも違うの、それもあるんだけれども、このケースはそれ以前の問題なの。

"緊縛" というテーマがいかにセンシティブで扱いの難しい物なのかを理解もせずに、いきなり動画配信という暴挙に出たこと自体に怒りを感じているの。

というのも、そもそも私自身が「日本の名だたる緊縛師の方々の番組配信スタッフをしていた」から、"緊縛とネット配信" の相性の悪さは知り尽くしているのね。

その配信メディアがFC2だったから、最初は何でもアリだろうとタカをくくっていたのだけれども、すぐにそれが大間違いだと思い知った。
どんな番組構成にしようとも「世界的な緊縛ブームと言っても、技術やプレイ内容をそのままネット配信するのは難しいぞ」という結論にしかならなかった。

その理由はただひとつ
『カード会社のコンプライアンス』というヤツである。

厳密に言うとFC2の規約自体でアウトなんだけれども、じゃあどうしてFC2の規約でNGなのかを考えると、結局の所「カード会社がブチ切れてカード決済を切られてしまうから」なんだな。
という事で、この問題については「カード会社が厳しいから」と考えておけばだいたい正解。

アメリカ社会主導でネットのルールが作られている

そんでもって大切なのはこの見出し部分。

今の日本のインターネットは、普通に使っている分にはあまり見えないかもしれないけれど、アメリカ社会のルールが基準になって規約が作られている面があまりに大きすぎる。

そこには当然「宗教が根拠」としか言えないような線引きもあり、そんなもんを他国の人間に押し付けるのはいかがなものかと思うのだが、なんせ決済会社を怒らせたらネットで商売が出来なくなる業種もある訳で、みんな泣く泣くアメリカのカード会社が作ったルールを飲んでいるのだ。

あのアングラやアウトサイダー的なイメージの強いFC2ですら、決済会社を刺激しないよう、彼らが提示するルールを徹底して守っているほど。
一時期は盗品と言うよりない日本のAVの無断アップロードや、露骨に日本人向けの無修正動画などを商売道具にしていたのに、決済会社の決めたルールだけは厳守しているのである。

なんたってFC2の中の人達に「この部分だけは絶対に守ってください、決済切られるとなったらこちらも庇えないんです」と直接言われたのだから間違いない。

そしてこの "アメリカ様基準" では、緊縛というプレイはほぼ確実に "暴力・バイオレンス" と見做されてしまう。そうなってしまうと決済会社のコンプライアンスに引っ掛かってしまうため、FC2であってもおおっぴらには流せない。仮に決済会社から文句を言われたら即削除という事になる。

仮にも日本を代表する大学なんだから、こういった現状を調べてから動くべきじゃないのか?

私がこの件で最も 「イラッ」 っとしたのはこの点である。

「表現を焼かれた」とかいう以前に、ゲージツ無罪のつもりだったのかしれんけど、現状把握もしないままに暴走した京大の迂闊さにこそ呆れ果てる。
FC2ですらコレなのだから、YouTubeはもっと厳しいに決まってるよね?

京大が緊縛を「不適切な行為」と認めたも同然

私がこうまで京大を批判するには理由がある。京大はこの一件で「ちょっと調べたら回避できたはずのミス」を犯し、結果として配信停止+謝罪という最悪の選択肢を選びやがった。

まあそうなるよね、これで突っ張って動画を残しても、次はYouTubeの規約違反じゃないのかとツッコミが入って、そうなったら最終的には勝ち目がないもの。だから 「事前に調べろよ」 と言っているのだ。

それに、これでは京大が「緊縛は不適切」と宣言したも同然ではないか。

先人達が頑張って技術を磨き続けてくれたお陰で、折角世界規模で盛り上がっていた緊縛業界なのに、京大のスタンドプレーによって「不適切な行為」としてレッテル貼りされてしまったのだ。

京大は何がしたかったの?
緊縛業界の邪魔がしたいの?

やるからにはしっかり学問として取り上げて、外野から簡単に突っ込まれるような隙を作るなよ。

で、まずはこうした文句を言っておいて、その次に少し前にもどこかで全く同じ事を言ったけれども、「覚悟がないなら迂闊にエロ分野に手を伸ばしてくるなよ」となる。

なんで「いつ誰に放火されてもいいように、謝罪・撤回などせず済むようなロジックを固める」という、今の御時世いの一番にやらなきゃならない事をやっていないのか。

ネットに緊縛映像を流せるかどうかの確認もしない、挙げ句に万が一の時のための言い訳になるようなロジックも組んでない。

それでエロ分野に突撃するって、バカとしか言いようがないだろう。
京大の教授様の知能ってその程度なのか?

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