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地元の『元祖・排骨カレー炒飯』のお店が町中華としてハイレベルだった(生駒/緑町/町中華)

つい2週間ほど前のこと。以前から気になっていた地元の町中華が「大阪王将にメニューをパクられた」というツイートをしていて、とても気になった。

なんでも、先代からのお店の看板メニューとウリふたつの商品を大阪王将がやり始め、しかもそれがTVで放送されてしまったらしい。

ただねえ、排骨もカレーも炒飯も、中華屋にあっておかしくない料理だし、それを組み合わせるって発想を「大阪王将が本当に自力で思い付いた」可能性だって充分にある訳で。

この「レシピ盗用」って本当に難しい話なんだよね。ありふれた物の組み合わせでは余程の事がない限り特許も取れないだろうし。

という訳で、盗んだ盗んでないの言い争いをしたって不毛な結果にしかならんので、ここはひとつ地元なんだし食べて応援しようじゃないかと思った次第でございます。

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※閉店後に撮影

こちらが緑町の生駒さん。この一帯には「生駒」の名が付く町中華がとても多いのだが、その歴史については長くなるので割愛。

※ガチで調べてくれた偉人がいるので、気になる方はぜひご一読を


問題なのが、この店は席数がちょっと少なく十数席しかない。古くから営業している人気店なので、ランチタイムもディナータイムも基本的にほぼ満席。この日もたまたま出る客がいたので入れただけで、我々の後から来たお客さんは相席だったり断られてたりしていた。

両国生まれの女房からは前々から「あそこは近所の力士ちゃん達も大好きな店だよ」なんて教えられていたのだが、そんな理由で今まで一度も入れずにいたのである。

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時節柄、店の外にはテイクアウトメニューの一覧が。ちらほら台湾料理があったり、「ニンニクトリュフパウダー」なんて文言があったり、単なる町中華ではなく創作要素も強そう。

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店内メニューを見てみても「回鍋肉カレー焼きうどん」なんて強烈な文字列が踊っていたりと、オーソドックスな中華メニューや台湾料理に加えて、創作系のオンリーワンな料理もちらほら。

問題の排骨カレー炒飯も、それとは別に麻婆豆腐が乗るバージョンもあり、なんかもう何を食べていいのか本気で悩む。

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瓶ビールでも頼んで女房とシェアしつつ、しっぽりと町中華呑みを楽しみたいところなのだが、残念ながら酒の提供はナシ……。地獄か。

ノンアルコールの中ではビアリーって結構美味しいなと思うのだが、ぶっちゃけ高いんだよ。下町なんてレモンサワー320円なんて相場なのに、なんでこんな代替品に普通の酒メニューより高い金額を払わねばならんのかとモヤモヤする。

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