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「こういうご時世だから大好きな店には行き倒しておこう」という訳で神田エリアのカレーの名店に突撃(トプカ/神田/カレー)

ついこの間までの雨雨雨の毎日がウソのように、晴れているというより殺人炎天下続きの今日この頃。

もっと無難な気候を選択してくれよ、なんでこう極から極なんだよコノヤロウと天を恨みたくなるところだが、こういう気候だからこそ食べたくなるものもある。

その代表選手は誰がなんと言おうとカレーだ。

それも粘度低めのスープっぽいサラサラカレーで、爽やかに汗がかけるような、ちょっと辛めのスパイシーなヤツ。

元々その手のカレーが大好きだったので、それなりにボキャブラリーはあるのだが、神保町(御茶ノ水)のエチオピアかなあ、それとも日本橋の紅花別館のココットカレーもいいなあ、でもココットカレーは税別1,500円なんてお大尽価格だしなあ……

と夢が広がって仕方がなかったのだが、ふと「そういえばもう何年も行ってない名店が近場にあるぞ」と思い出した。

こういうご時世だし、大好きなお店が気付いたら耐え切れずに閉店なんてケースを何度も目撃したし、ピンと来たならその瞬間に行っておかないと後で後悔するぞ!

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と思うや否や気付けば店の前にいた。

板橋時代は電車を乗り継いでやって来てたお店なんだけど、いま住んでる両国からだと自転車であっという間に着く。素晴らしい!

愛する板橋のお店には滅多に行けなくなったが、その代わりに得る物もあったんだなあ。

それにしても、秋葉原・神田・御茶ノ水・岩本町・淡路町・小川町の各駅が結界のように取り囲んでいる凄い立地だ。
数軒隣に蕎麦の老舗・神田まつやがあり、すぐ裏手にぼたん・いせ源、そしてその先には神田やぶそばというトンデモない場所でもある。

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それはそうと、トプカってカレー激戦区の神田エリアの中では比較的新しい店だと思ってたんだけど、調べてみたらもう30年選手(94年創業)なのね。

一時期はエチオピア(88年創業)とトプカと、どちらで食べるかで悩んでたなあ。結局、秋葉原で中古ゲームやPCパーツを見て回るより、神保町で本を探す事の方が多かったから、エチオピア頻度の方が高かったけど。

ただ、味の事だけで言えば本格的なスパイシーカレーに加えて、こってり濃厚な欧風カレーも食べられるトプカの方が、何だか得した気分になれるお店だった。

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そんなトプカさんも今はソーシャルディスタンス営業中。取って付けたような仕切りを置いて、なんとか頑張っているという感じ。

ほんと、大好きな飲食店がこうやって苦労させられている姿を見ると心が痛む。こういう努力に対して、ちゃんと補助金の類は落ちているんだろうか。

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この店に来ると毎回注文に迷うのだが、一番の難関はインド式と欧風の盛り合わせにするか、それとも一点突破を図るかである。

個人的には、この店の爽やかムルギーカレー(インド式カレー)が大好きなんだけど、欧風の方もこっくり濃厚でとても美味しい。

この両方を同時に味わうなら、どう考えても盛り合わせ一択になるのだが、それだとそれぞれのソースが少なく、がっつりゴクゴク食べるという感じにはならないのだ。

なので、まずはインド式と欧風のどちらかを捨てる覚悟があるのかどうかを、自分自身と相談せねばならない。

が、入店してすぐにレジで注文をしてお金を払って食券を貰わねばならないので、悠長に悩んでいるヒマがない……。店に入る前に決断しておこう。

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