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ちょっぴりおっかない街『錦糸町』の中でも、ひときわハードルの高い天丼屋(はなぶさ/錦糸町/天丼)

錦糸町という街は実に奥深く、ファミリー向けの公園やお店があると思えば、タイ料理を中心としたエスニックの聖地であり、そうかと思うと昔ながらの「あそこには近付いちゃいけねえ」という危険な一角も残っており、一大パチンコ街であり、巨大な場外馬券場が2棟そびえ立っているという、だいぶカオスな土地だ。例えるならば、池袋と赤羽を足して割ったようなイメージである。

そういう街なので、普通の飲食店もいかがわしいお店も星の数ほどあるのだが、中には「なんでこんな場所に店を構えた?」と聞きたくなる ”別に不穏な店ではないのに無駄にハードルの高い飲食店” もあっちこっちにある。

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そうしたお店の代表格といえば、初見さんを寄せ付けない負のオーラを建物全体から漂わせている花壇街(錦糸町ハイタウン)だろう。

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いやあ、ここは写真で見ても ”魔界の入り口感” がすごい。意外とお客の入っている飲食店が何軒かあるので、その内全制覇してやろうと思ってはいるのだが、冒険大好きなもの好きなオッサンであるオレ様でも中々足が向かない……。

立地的には墨東病院のすぐ近くだから、錦糸町の中でもそこそこ人の通りがある一角のはずなんだけれども、同時にラブホ街の近くでもあり、とっても空気が重い。

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こんなのヤクザの事務所とかぼったくりスナックとか当たり前にありそうじゃん。さすがに怖いって。ミナミの帝王とかのロケに使われてても不思議じゃないもの。

ちなみにこんな中にシレっとパチンコの交換所があるんだけど、夜遅くにここで景品交換するのは恐ろし過ぎる。

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そんな花壇街のど真ん中に、今回ご紹介する「健全な天丼屋さん」がある。店の外に「神保町で60年も続いた名店の流れをくむ」なんて書いてあるのだが、果たして ”なにもや” なんだろうか。

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元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

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