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両国に引っ越して最初に「この町に来て良かった」と思わせてくれた立ち食いそばの名店(文殊/両国/立ち食いそば)

私が立ち食いそば屋の中で「1番ちゅき!」と言っても過言ではない文殊さん。ここはだいぶ前から通い倒しているので、とっくの昔に紹介済だと思っていたのに、どうもこのnoteでは記事にした事がなかったらしい。

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両国駅の「露骨に金が掛かっていない地元住民しか使わない方の出口」を出てすぐの場所にある文殊さんは、朝の6時から夜の22時くらいまでやってくれている、どんな労働条件のひとにも優しいお店である。

しかも30年選手だけあって味も大変よろしく、生麺を使う立ち食いそば屋としては超老舗。ひとによっては「あの手法は文殊が元祖じゃないか?」という声まである。

また、麺だけではなくつゆも力が入っており、鰹節・鯖節・宗田節などをブレンドしてしっかりと濃い目に出汁を取っている。そのせいでこの店の前を通る度に強烈な香りに襲い掛かられ、腹が減って仕方がない。

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なお、ピークタイムを外した極端に早い時間(朝10時までとか)や、逆に極端に遅い時間には、卵のサービスを行っている。生と茹でが選べるのだが、オレ様はここのおつゆの中で生卵を割るのが大好きでな……。

という訳で、今日もいつもと同じ春菊天そばに生卵の組み合わせをチョイスしてみた。ほんとオレは保守的だなと思うのだが、一度惚れ込むと同じメニューばかり食べ続けてしまい、他を頼む事がなくなってしまう。

本当はゴボウ天とかかき揚げも食べたいのに、入店と同時にいつもいつも無意識の内に口から「春菊天ください」という言葉が飛び出すのである。

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