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流行って運

「流行りものを書けば読んでもらえる」というのはどこでだって聞きますが、流行りものって、いつ廃れるかわからないから運だなと思います。
ちなみに元々ネットで公開していた『神様のごちそう』は、単純にご飯小説が書きたかったというのがコンセプトで書いていたら、いつのまにやら『神様の~』タイトルが流行小説になっていたという、完全に運のたまものです。

とある会社に依頼されて、企画書を出しました。
心に傷を持った高校生たちが映画を撮ってそれぞれの物語に折り合いをつける話でしたが、それを見て会社の人に言われました。

「映画を撮る話は今時受けませんよ」

そうかあ、と思いました。
結局いろいろあって白紙になったので、仕方なくその企画の小説は公募に回そうとしていますが。

週刊少年ジャンプで連載中の『アクタージュ』がむっちゃ売れている。
(女優と監督が二人三脚しながら映画業界に革命を起こす話)


映画『カメラを止めるな!』が大ヒット。
(映画撮影中にゾンビに襲撃され、映画撮影しながらゾンビから逃げ回る羽目になった映画業界の楽屋ネタとゾンビパニックが一緒くたになった作品)


……映画ネタ、ものすっごく受けています。

流行りものは運。どこでなにが流行り出すのかは本当に予測できないので、流行をチェックしつつも、それとは別に自分の書きたいものをきっちり主張するのが大事だなと思いました。

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