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フィクションがわからない人がいるらしい

ときどきしゃべっていると「ハリーポッター読んでもわからないんですよ」という人に出会います。
なんで? と聞くと微妙な顔で「だって魔法なんてないじゃないですか」と答えるのです。

小さい頃に絵本で「シンデレラ」や「眠り姫」に触れていても、一定数はファンタジーってものが「ないから」って理由で受け入れられないっていう人がいるんだなあと思いました。

でもこれって、物語全般に言えることじゃないかなと思いました。
前にもちょこっとだけ書きましたが。


嘘を嘘って受け入れられない人って一定数いるみたいです。

ゲームとか小説とか、フィクションに触れる作業って、境界線を覚えることじゃないかなとときどき思います。
自分と違う考えがあることとか、自分と見えているものが違う人がいるってこととか、自分の身の回りの人との交流だと案外気付かないので、そういうものを摂取して学ぶ。

ドラマのようなスリリングな話や愛憎模様なんてそうそう起こりませんし、魔法使いや超能力者にもよっぽどのことがない限り出会いません。
フィクションって、自分と他人って結構違うよってことを教えてくれるものなのに、知らないことを知れない機会を逃すのは、ちょっとだけもったいないことだなと思いました。

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石田空
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