おひなさまは照れている
うちのおひなさまは3月に入る前後に出して、4月の頭にしまいます。
旧暦のもともとの桃の節句の空気感を感じて欲しいなどと、
私の立派な言い訳がついています。
カビなどの予防のために乾燥が続いた日に仕舞う、という約束ごとと、
余裕がある日でないと出来ないことから、
今年はまあまあ遅くなりましたが、
おひなさまも
子どもたちの晴れ姿や、訪問のお客さんに見てもらったりと
外界をエンジョイして満足そうに見えました。
はてさて、
今年もありがとう、と箱にいれようと改めてまじまじと斜め横からお顔を眺めたら、
「男雛も女雛も、下あごがややでて、口があいとる」
ことに気づきました。
下あごがでてる。
志村けんのアイーンまではいかないけど。
すまし顔なら、口閉じといても良いのに?
しかもなぜ下顎が?
と急に気になりましたが、
頼りはインターネットのみ。
[おひなさま 下顎 ででる]
って私以外の人も気になったことがあるみたいで、
すぐにヒットしました。
これが正解、みたいなのははっきりわかりませんでしたが、
私としては
「初々しい二人が照れているから」
という説に、納得しました。
色んな照れた顔はありますが、
なるほど、下顎がでるようなおもはゆさ、ということなんでしょうか。
私は最近、
自分の身体をなでて緊張をゆるめるリンパケアを習っているのですが、
下顎を出してから、口を開けるが
体の使い方としては本来無理のない開け方だと
教えてもらいました。
頑張り屋さんや緊張しやすかったりで
歯の食いしばりが日常になってる人が
アイーンすると、あごの緊張がゆるむそうです。
人形師の方がそこまで考えいるかはわかりませんが、
おひなさまも緊張と嬉し恥ずかしさで、
やや下顎がでてるのかも、しれないと思うと、
面白いと思うのは私だけでしょうか。
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