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大人になって初めてのアレルギーで過去を振り返った日。


これは最近あった小さな事件。

買ってきたアボカドが美味しそうだったので、スライスし、わさび醤油で食べる。思った通り、ちょうど熟れてて美味しい!

うんうん!美味しい!
と食べていたら、なんか両耳の奥が痒い。痒い。
「食事中なのにごめん!ちょっとかゆすぎる」
と綿棒で両耳を掃除してみるが、痒い所に届かない。
木の耳かきに持ちかえて同じようにやってみるが、なんかおかしい。

ん?ベロがピリピリするかも。
ん?喉がイガイガする。痒い。咳が出る。

医師でなくてもわかります。はい。アレルギー症状出てますね。

今までハウスダストや花粉でくしゃみが出るなんていうアレルギー反応は経験あるけれど、食べ物でのアレルギー反応は初めての経験。「この後顔が腫れたり、喉が腫れて息苦しくなったらどうしよう。血圧低下の可能性もある?安静にしていよう」なんて考え、30分ほど横になっていた。


その時、よくわからない体の不調が定期的にあった過去を思い出した。

小学校の頃、朝起きたら体に力が入らなくて起き上がれなかったこと。
小学校〜高校、4年に1度で39度から40度の発熱があり、1週間解熱しなかったこと。
10年前、LUSHの泥パックをワクワクで購入し顔に塗ったら、全身に湿疹が出て発熱が1週間続いたこと。これは悲しかったな。

その度にインフルエンザを疑われて、鼻に綿棒を突っ込まれ、陰性とでる。クリニックの医師には「なんだろうね。風邪かな」なんて言われて終わる。
わたしも「またいつものやつね。いつか治るわ」と軽く考えていた。


定期的にでる体の症状は、溜め込んだ疲れがドッと出ていたんだなと今となってはわかる。
悲しみとか怒りとか悩みとか、あまり人に話さずに自分で処理するタイプだから、自分の中で解決したつもりで、できていないのよね。結局溜め込む。

きっと、わたしが誰かに自分の考えや気持ちを話さない理由として、見下されたら嫌という気持ちと、相手の意見を聞いて自分の気持ちが変わってしまうことが嫌だったのだと思う。カッコつけたい小さなプライドです。


ある時に、わたしが考えて行動した結果、家族を大事件に巻き込んでしまったことがあった。それはそれは大変な迷惑をかけてしまった。わたしが今生きているのは、親のおかげ。


その大事件の教訓として、信頼できる人に小さなことでも話す、相談するということを意識的にやってきた。
それが結構、大変な努力と勇気が必要なことで、電話をかけることやLINEを送ることなんて5分もあればできるのに、携帯を握って時間が経過するなんてことはザラ。
でもこれ以上迷惑はかけられないと小さなプライドを手放した。その辺から自分の感情に敏感になれたと思う。

そのおかげかな、定期的に出る体の症状もしばらくない。
最後に熱が出たのはいつだっけ。

そんなことを考えたアボカド事件でした。