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来年のフジロックに向けて


先日フジロックに行った。
2年連続で全日参加したが、昨年と違うことは仕事をしていないこと。

昨年までは連休が取れない職場であったため、結婚祝いの福利厚生を利用し全日参加した。髪を金髪に染め、現実から逃避した。そして、フジロックが終わるとまた黒に染め直し仕事に復帰。来年は行けないだろうからと気合いを入れて遊び、終わったことに悲しんだ。

今年は仕事を辞めていたので、頭を下げて連休を取る必要はなかったが、金銭的に不安があり、行けないだろうと考えていた。
しかし、次いつ行けるかわからないし、行っちゃえ!ということで行ってきた。
貯金を取り崩していたが、心のゆとりはあった。

猛暑の中、大変なこともいくつかあったが、そんなのどこかへ吹っ飛んでしまうくらい、見事に楽しさの勝利だった。


2日目の夜にルイス・コールを観た。
YouTubeのまま、変な踊りを踊りながら、歌を歌っていた。ステージのバックに大きなスクリーンがあり、アーティストそれぞれ歌にあった映像が流れるのだけれど、ルイス・コールは自分で作成した映像が流れる。そのため、パソコンのロック画面やカーソルがそのまま映し出されていて笑いが起きる。何もかも見せちゃうところにお茶目さと遊び心があって、より大好きになった。
ステージにはフルートやサックスなどのバンドがいる。ルイス・コールはステージの端でドラムを叩いていて、バンドメンバーそれぞれに長めのソロがある。
その全てがカッコ良いのだが、バンドメンバーがソロを吹いている時に、ニッコニコの無邪気なルイスコールが愛おしかったし、この場に入れる時間が夢のように感じた。



3日目 YUKIのJOYを聴いて泣きそうになった。JOYは発売してすぐ買ったアルバム。なんならPVの踊りも踊れます。
冒頭の低音が流れた瞬間に、当時の思い出とかが、ぐわって思い出されて鳥肌が立って、ぶわっと涙が出てきた。何度も何度も聞いたのに、生で聴く威力すごい。

「死ぬまでドキドキしたいわ。死ぬまでワクワクしたいわ。」

ほんとそう。わたしも死ぬまでドキワクしたい。


その他にもアーティスト1組1組にそれぞれに違うものをもらって
いろんな感情にさせてもらって、やっぱりフジロックが好きだなと心の底から思った。


仕事を辞めてしばらくの間、次はどうしようと考えながらも、こうしなければという思いと時間が過ぎていく恐怖。時間があるからこそ、いろんなことを考えてしまっていた。楽しいことを考える時間より、苦しいことを考える時間の方が長かったと思う。だからこそ嫌なくらい自分を知れたところもあるんだけれど。
1つだけはっきりしたことは、金銭面がもっとキツくなっても、前職には戻りたくないという気持ち。

1年の始まりや自分の誕生日が来た時など、今年は良い一年にするぞ!と褌を締めなおす日が数回訪れるが、それが今。フジロックが終わった翌日から1年が始まって、次のフジロックまで頑張って生きていく。
変な踊りを踊って、ワクワクするものを多く見つけられる1年にしていきたい。

そして、来年までに少しでも英語を学べば、もっと楽しめそう。