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モノを軽くすると俊敏な人になれる 〜トレランをやってみて〜

雲取山を日帰りで行ってきた。通常1泊2日で歩くコースを日帰りで行くとなると、スピードが勝負。トレイルランニングをすることを前提に、モノを極力軽くした。

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もちろん、山を入るにあたって削れないものはある。人によって違うと思うけど、私は防寒具やレイン、行動食とファーストエイド、バッテリーは、常に持っていく。

18リットルのバックパックに、必要最低限の荷物だけを詰めて、山を走る。

普段テント泊ばかりやっている身としては、軽い荷物で山を走るのは本当に新鮮で、気付きが沢山あった。

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トレランは全くの初心者レベルなので、ガチガチのトレイルランニングではなく、ファストハイキング(Fast Hiking)をした。

急登は走らないし、息が切れたら歩く。危険箇所がない下りや、フラットな道を中心に走る。無理せずに走れるところだけを走る。全力では走らない。

キツイのは最初の2km、それを乗り越えると身体が適応してくれる。

目線は真下ではなく、2-3m先。次どういう障害物があるのかを、目で見て、脳が判断し、それが身体に伝わる。足がスムーズに動く。

これら一連の流れが、瞬時に行わなければならない。五感が研ぎ澄まされ、決断が速くなる。判断力が磨かれるのを実感する。

この感覚、面白い。

まるで自分が、山を駆けまわる野生動物になったかのよう。

そして本当に思う、軽いは正義だ。

ウルトラライトについては賛否どちらの意見もきくし、もちろん削れないところもあると思う。
ただ、確実にいえることは、モノを軽くすると俊敏さが高まる、すべてのスピードが上がる。

山の荷物だけではなく、旅でも日常でもそうだ。荷物が軽くなると、いざという時に備えられる。例えば逃げる時・避難する時とか。

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そして、物質的なモノだけではなく、精神的にも俊敏性のある人になれる。

溢れている情報を、取捨選択して頭を軽くする。そうすると、その分素早く動ける、新しいものが入ってくる。決断力・行動力が格段に向上する。

今、モノや情報で溢れすぎているからこそ、自分が必要な情報や好きなモノだけを選別して、身軽に動けるようになりたい。

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◆雲取山(2017m)◆
東京最高峰、日本百名山のひとつ。
※日帰り雲取山は健脚な人向けで、決してオススメはしません!

鴨沢ルートピストン
往復25km、標高差1500m
8:15 鴨沢バス停 
8:40 駐車場
10:05 七ツ石小屋
10:50 奥多摩山荘
11:40 避難小屋 お昼
11:50 出発 雲取山山頂
12:10 雲取山荘
13:45 七ツ石小屋
14:45 鴨沢バス停

急登がなくて、緩やかな登りや下りが続く岩場のないトレイルは、走るのに最適。
雲取山は、岩場がなくなる下り道はかなり走りやすかった。後半はバスの時間もあり、5km弱を30分で走りました。(ロードと変わらない。笑)


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