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日本百名山に挑戦しようと決めた日

「私もう終わったから、この本あげるよ」

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4月に長野県安曇野市に引っ越した。山の見える暮らしは私にとっては夢のようで。最初は北アルプスが見えるだけで満足し、登山から遠のいた。(まだ北アルプスが雪で登れなかったというのもある)

そのあとアクティブな山友たちが登山をしている近況を、SNSを通して知ったり直接会って聞き、徐々に登山熱が復活してきた。まずは安曇野市近郊の里山を歩いた。

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6月中旬から北アルプスの登山を始めた。燕岳、常念岳、蝶ヶ岳の日帰り山行から始まり、連休には白馬岳や裏銀座、長期休暇で立山から6日間テント泊縦走を行ったりもした。

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大好きな北アルプスを夏に満喫。幸せだった。ずっとこれからも北アルプスだけ登れたらそれでいい、そう思っていた。

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日本百名山に挑戦しようと思ったきっかけは些細なこと。

それは安曇野で出会った方にもらった本から始まった。
その方はUTMF出場経験もあるトレイルランナーで、フルタイムで働きながら百名山を8ヶ月で踏破したという強者。彼女の真似は到底できないけど、尊敬する山の大先輩から本を受け継いだことに意味がある気がして、挑戦してみようと思った。

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もうひとつ理由がある。日本の様々な山を知りたいからだ。
行き慣れた所に何回も行くのは素敵だ。その道のスペシャリストになるようで憧れる。でも私は根っからの旅人のようで。知らない世界をみてみたい、という気持ちが人一倍あるように思う。欲張りなのだ。北アルプスとどんな違いがあるのか、そこでどんな景色が観れるのか知りたい。

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そして日本を知ることで、これから海外で出会うハイカーに日本の山のことを伝えたい。
以前、海外のトレイルで出会った人と仲良くなり、日本のトレイルのことを聞かれ、あまり紹介できなかったことがある。当時、国内旅行はたくさんしていたけど、百名山で言うと10座も登っていなかった。当たり前だけど自分の知らない場所は人にも紹介しにくい。

日本百名山を全て登っても、まだまだ日本の山のことは知らないことばかり。それでもひとつの区切りになるのかなと思う。

また世界が自由に行き来できるようになれば、海外のトレイルを歩きたい。そこで出会った人に堂々と日本の山の美しさを伝えることができるように、今登ってみたいと思う。

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意気込でいてもそう簡単には達成しないと思うので、時間をかけてゆるく自分のペースで楽しんでいこうと思う。


2021年11月現在 29/100


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