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それしかできない

 タイトルの『それしかできない』。
リーダーが歌うTOKIOの楽曲。この曲の歌詞の通りファンとは、「君の背中を そっと押すくらいしか、それしかできない」生き物である。

TOKIOが4人になって再スタートするとき、長瀬が新たな道を歩むとき、TOKIOが新しい形で進むとき、そして今人生を再起しようと新たに歩き出した人がいる。

彼らの人生の分岐点、ファンのひとりとしてその都度色んな感情が押し寄せてくるけど、結局のところ彼らが決めて出した答えを信じ、そっと背中押すことしかできない。そしてそれが最大のエールだと思っている。

正直5年前の事件の事は許されるべき事だとは思っていないし、考えると嫌悪感は時が経っても拭えない。嫌いになれたらどんなに楽かと思ったけど、結局ひとりの人間として彼の人生を心配し嫌いになれずに今日まで来た。

今までの彼との思い出は色褪せない輝かしい思い出として、大切に心にしまっておくことはこの5年間で自分なりに咀嚼して出来るようになった。でも、現在、未来の彼のことは気になりつつも何が正解なのか答えが出せずあまり考えないようにしていた。

それが突然、Twitterでアカウントを見つけた時は心臓が止まるかと思った(私が見つけた時はまだフォロワー300人くらいだった)。正直、数日経った今でもSNSで繋がったけどあまり現実味がなくピンときていない。

なぜそんな私が彼にリプを送ろうと思ったかというと「自分の存在自体を否定してほしくない。あなたには生きていて欲しい」と思っている人がいることを言葉にして伝えたかった。もちろんそんな直接的な事は伝えないけど、あなたの存在を否定してる人の声だけではないということをどうしても伝えたかったから。

なので、素直に両手を広げて「おかえりなさい」とはまだ声をかけられないし、ましてや「かっこいー」「素敵ー」みたいなアイドル的なノリの声はかけられません。TOKIOのことなんて彼に語りかける気持ちにもなれない。いつか5人で活動をして欲しいか?と問われると…その時になってみないとわからない。いつかまたと思う気持ちと、あの時の5人は戻ってこないから思い出のまましまっておきたいという気持ちもある。正直今のTOKIOの3人に直接、他の二人の名前を出したり5人で!と強調する人の気持ちはわからない。彼らから話したい時は話してくれるから、そっとしておいて欲しい(彼らから名前や話題が出た時はもちろんうれしいよ)
ちょっと話が逸れたけど、要は彼には前向いて生きて欲しい。その気持ちは伝えたいしこれからも言葉で伝えていきたい。

はじめは複雑な心境でどう受け止めていいか迷っていたけど背中をそっと押してくれたのは太一さんだった。太一さんがツイートで触れてそのあとフォローしてくれたおかげで「あ、彼の背中を押していいんだね」って私の背中も押してくれた。

ファンをしているとどうしても、こうだったら素敵だな。こうなって欲しい。こうにちがいない。こうあるべきだ。と、だんだん自分の理想を推しに押し付けてしまうところがある。愛というにはあまりに重い。エゴとも言う。

なので、今後それぞれの道を行く5人がどのような未来を進むかは彼ら次第だしその背中をついていくだけ。そして時にその背中を押してあげる。それがファンに出来ること。
ちょっとそれがしんどいなと思うときは少し距離をとったり、違う道を選ぶのもそれは愛だと思う。必要なときはまたいつでも、自然と道が繋がって戻ってこれるものだと思うから。

正直私はまだ長瀬のバンドのアルバムはポチる勇気がない…。聴きたい気持ちと、TOKIOじゃない彼の音楽を聴くさみしさとまだ葛藤しているので"今"じゃないんだと思う。インスタで少し近況を知るぐらいがちょうどいい。まだ受け入れる体勢が整えられてないから。

多分私が箱推し国分担だから、TOKIO-BAやテレ東音楽祭などでバンド披露したり太一さんが精力的に活動していることはすんなり受け入れられて、TOKIOではない個の道を歩む長瀬の事はまだきちんと受け止めきれてないんだと思う。

いつか、長瀬のことも時間が経てばもっときっちりと背中を追えるようになればいいなと思ってる。

とりあえず今の私は、株式会社TOKIOを全力で応援する。それしかできない。そして、城島茂の抱き枕をポチれない私の背中をそっと誰か押してください…(33000円の壁)。

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