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(定点観測 24年5月末) 国内中小型アクティブファンド 組み入れ上位チェック

リンクスリサーチの小野です。

2024年から開始したファンド組入れ上位企業チェック

5月末時点のチェックです。
前回は激しい入れ替わりがあり、今月はそうでもないかなと思ってましたが、今月も興味深い入れ替わりが確認されました。

チェックは3週間遅れですが、思ったよりも参考になる情報が多いです。
アクティブファンド全部をチェックしたいくらいです。

月次報告書から知ったことを記事にしました。

*過去分はこちらからどうぞ

どんな意図でやってるのか、何がわかるのか、はこちら

調査対象とするファンドを精査しながら進めているので、対象外にしたファンドがいくつかあったり、償還されたり、新たに入れたりしているファンドもあるので、
厳密な数字の変化ではない点はご了承ください。
*比較できるように、今回5月末の集計時に対象外としたファンドがあれば、4月末分も対象外だったことにしています。
(まぁなんとなく理解してください)

で、5月末の結果です。
上位40位まで公開します。

〇増加

9166 GENDA 2 → 6 (+4)
3661 エムアップホールディングス 1 → 5(+4)
6363 酉島製作所 1 → 4(+3)

〇減少

6055 ジャパンマテリアル 8 → 5 (-3)
41位以下で気になるのは
9552 M&A総研ホールディングス 5 → 2 (-3)
 前月末に続いて大幅減
3994 マネーフォワード 5 → 2 (-3)

あたりでしょうか。

〇増加組をチェック

9166 GENDA 2 → 6 (+4)

5月中に業績開示や目立ったニュースはありませんでした。
5/23にVRゲームの譲受のリリースがありますが、増加のきっかけになったとは思えません。

3661 エムアップホールディングス 1 → 5(+4)

5/15 本決算の開示 自己株式の取得
をきっかけに上昇

6363 酉島製作所 1 → 4(+3)

5月14日の決算ですね。
それなら組入れ単価3000円前後。現在3200円、まだ満足できる株価じゃないですよね?

〇減少組をチェック

6055 ジャパンマテリアル 8 → 5 (-3)

5月の下げ加速は、ポジション解消でしょうか
それでもまだ5ファンドあるので、持ち直した?(わかりません)

41位以下で気になるのは

9552 M&A総研ホールディングス 5 → 2 (-3)

 前月末に続いて大幅減

チャート的には、出来高急増で、売る人売ってしまった?


3994 マネーフォワード 5 → 2 (-3)

〇41位以下も面白い動き

今回は、41位から70位くらいまでで複数、気になる企業がありました。
初登場で、3ファンドに入っていたり。
例えば、

7715 長野計器

アムンディ カレラ bny melon と複数のファンドに組み入れていました。
決算で大幅上昇。
決算でファンドに組み入れられたのかもしれません。
とすれば平均組入れ単価は2800くらい
今、3000円ですから、その程度の上値見通しでは買ってないでしょう
との妄想もしてしまいますが、さて。

*参考:長野計器 ユニークな企業です。
2018年に書いたレポート

次回の勉強会で41位以下の企業についてもコメントします。
ぜひご参加ください。

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