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はじめての重曹

発端

去年の秋冬に紅茶を飲みまくった結果、マグカップに茶渋がついてしまった。お茶や水くらいだったら軽く手で洗うだけで十分だと思っていたのだが、この慢心がいけなかった。この世界では、スポンジ+洗剤で食器を洗うのを怠ると茶渋に苦しめられるらしい。

茶渋が育った原因

心当たりとしては以下3点。

  1. 食器洗いに対する意識の低さ
    前述の通り、スポンジを使ってコップを洗うのをサボった。

  2. だらしない生活態度
    直接ティーバッグを入れてレンチンをしたのがまずかった?
    科学的なことは分からないが、素人でも色が沈着しそうなことは想像がつく。

  3. 繰り返しのレンチン
    こいつがさらに追い打ちをかけた気がする。
    熱々の紅茶を作る → 作業に夢中(放置) → さあ飲むか → ぬるっ! 
    これを数回繰り返していた。電気代も勿体ない。

茶渋とは、ちりつも。こういう小さな積み重ねがコップを蝕んでいた。目視できるようになった頃には手遅れだったことは、あなたも想像がつくだろう。

検討したこと

  1. コップを買い替える
    → コラボグッズで二度と手に入らないし、気に入っていたので却下

  2. 実家に持って帰り別の柄と交換する
    → 実家に帰るたび汚れたコップを使う羽目になるだけ。現実から目を背けることは出来ても、茶渋は消えない。
    取り替えたコップもどうせ汚すのがオチ。

  3. 茶渋を取る【採用】
    →ググると重曹が使えるらしい。重曹とか使ったことないけど、少量サイズがあれば買ってもいいな。

と、自らの手でコップを浄化することを決意したのであるが、そこから数ヶ月が経過。
もし重曹を買ったとしても、茶渋を取る以外の用途が思いつかない。近い将来邪魔になると思うと買う気も起こらなかった。

さらに、重曹液を作らねばならないことも購買欲を削いだ。いや、別に、ググれば「xリットルの水に重曹y杯を溶かす」みたいな情報はすぐ出るのだが、そうじゃない。
作って余らせるのも嫌だし、足りなくて継ぎ足すのも嫌だ。コップを綺麗にするには、どのくらいの量が必要なのかを知りたい。
とりあえず、何もかもが面倒になっていた。

転機、ダイソーにて

仕事の合間にダイソーを徘徊していたら、「重曹スプレー」を発見。
スプレーボトルひとつくらい増えたところで痛くも痒くも無ければ、液体を調合する作業も必要ない。救世主の登場に筆者はいたく感動し、即購入したのである。

いざ、出陣!

あんなに腰が重かった茶渋しばき計画も、魔法のアイテムさえ見つかればなんてことは無い。退勤後すぐに着工した。

適量もよく分からないため、とりあえずたくさん吹きかけ、気持ち少し時間を置き、ひたすら擦る。擦る力が強ければ強いほどしつこい汚れが落ちていく。3ラウンド終えた頃には見違える程になっていた

ついでに電子レンジもやってみると、あんなにしつこかった汚れが落ちていく。重曹、お前やるな…!!

おわりに

(このまま終わるのも締りが悪いため、それっぽく書いてみる。全然ここまでで読むのを終えてもらって構わない。)


使ったことの無いモノ、特に用途が限られたアイテムは購入フェーズから体力を持っていかれる。買ったあとも実際に使用してみるまで、割と精神的エネルギーが必要。心身に余裕が無いと頑張れない。やはり未知に対してハードルが高くなる。
今回はダイソーに助けられたが、こういったピンポイントな商品を置いてくれているのは心強いなと思った。

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