oh_mikuji
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『徒然草』兼好 島内裕子訳 ちくま学芸文庫 はじめて徒然草を通読した。半分以上あんまりわからなかったけれど。 昔の人の慣習を記した有職故実の話は、イメージがつかず読み飛ばし気味。 けっこう知ってる話があって、高校時代に古文の授業でそれなりに有名な章段は触れていたのだなと思った。 「自分の考えているようなことは、昔の人がとっくのとうに考えている」というふうに考えているフシがあるのだけれど、この徒然草は最たるものかもしれない。あるあると共感するところが多かった。印象に残った
私は放送大学の心理と教育コースに在学しており、10月から2024年度の2学期が始まる。 認定心理士というものを取ってみようかということで当初はスタートしたけれど、人間と文化コースの授業がおもしろく、心理系の科目そっちのけで履修登録してしまった。 閉講になってしまった「西洋芸術の歴史と理論」はとてもおもしろかったし、「方丈記と徒然草」もおもしろかった。 思い返せば子どもの頃、幼少期の幼少期の頃は、本を読むのも好きだったし、科学館とか博物館とかに興味があって連れて行ってもらっ
私も、生きていくなかで、減らしていくことが必要だと感じている。まがりなりにも多少の経験をし、学んだことがあるにしても、それを一つ、また一つと減らし、削ぎ落としていく。そうして残ったものが真の花といえるものではないか。 削ぎ落としていくには削ぎ落せるものが必要。痩せ細った木で彫刻を彫るのはむつかしかろう。つまりは、削ぎ落とすために増やさないといけない。格闘家の体重とも似ているだろう。 では何を増やしていけばよい?必要なものを、役にたつものを増やせばよい。いやいや、そんなものが
少し前に買ったこの本を読み進める。 用語の定義、説明が集められた一冊。 説明は短く、サクサクと読み進められると思いきや、しっくりくる文章とぜんぜんしっくりこない文章があり、すぐに集中力が切れてしまう。 自然 自然が常に真であるという考えを私は持っていて、この表現はしっくりきた。 ジャーナリスト ジャーナリストには上のような側面があるだろう。ジャーナリストだけではなく、世に溢れるコンテンツも、自分たちの利益のために、聞こえのよいことばで人を釣り、危機感を煽って判断力をに
今日は本ではなく漫画を読んだ。 このハンターハンターという漫画、設定に目新しいところもないよくある能力者バトルものだし、セリフもネットで見たことあるミームばっかりですわ!! という冗談はさておいて、実はハンターハンターを読んだことがなかったので電子書籍で買って読んでいる。 のんびりと、週末に3巻ずつくらいのペースで買って読んでいこうと思っていたけれど、続きが気になりすぎて気がついたら10巻くらい追加で買ってしまった。気がついたら午前2時になってた。グリードアイランドに入
タイトル買いした本 読み始めたけど文章があまりにも詩的すぎて受けつけないかも。 言い換え表現や文章そのもののくどさ 読んでいてぞわぞわしてきた… p.56 引用するの面倒だからしないけど、いったいなんの話?という前置きの文章が半ページくらい続いて、ようやくヨーロッパの文明や社会の研究者の話だと判明する。 読んでいるうちにみるみるワーキングメモリがいっぱいになっていく文章。疲れる。 はたして私が情趣を解さないだけなのだろうか。 個人的にはシンプルであること、不要なもの
p.154-最後まで 78 明日をも知れぬ人々は、神の道も人の道もかえりみなくなった 余裕が大事。余裕がなくなるとこうなる 79 人間の本性が変わらぬかぎり、このような悲惨事は起こり続けるであろう 今も昔も人の本質は変わっていないのだろう 85 その歌を教えてくれ、それを覚えてから死にたいから アタラクシア、魂の平静、エピクロス 肉体に苦しみがなく、精神が掻き乱されていないこと これは仏教でも似たような話があるのでは? そうあるべき、理想的な状態というものがあっ
『ギリシア人ローマ人のことば』 中務哲郎 大西英文著 p.134- p.136 慣習は万物の王 ヘロドトスは世界各地を旅して、種々の風習やものの考え方に触れていた。だから、自分たちにとってはおかしい、非合理的に感じられる行動についても、相手にとってはなにか合理的理由や慣習からそうしている。そのため自分たちの基準で相手を判断するのはよくない。という認識を持っている。 この認識を持っている人が現在どれだけいるのか。人と違う、自分の意にそぐわなければ怒りだし、否定がまず先に出てく
読みたい本は多いが、読む時間が足りない。足りないからといって、余暇のすべてを読書に費やしているわけではないし、これといって計画をたてているわけではない。さらには、読みたい本の内容を理解するほどの知識も、理解力も持ちあわせてはいないのである。 理解のために、なにかメモを取ったり、調べたりするのは面倒である。そのため、読んでいると文章が頭の中を素通りしていく。文字が頭の中を流れただけで、とくになにも残っていない。 いやいや、本を読んですべてを理解できるわけがない。教科書を読んで、
自分のしていることは、消費活動ばかりである。どこかへ行き、楽しむ、美味しいものを食べる、本やマンガ、動画などのコンテンツに触れて楽しむ、などなど。消費してばかりではなく、なにか生産的な、創造的な活動をしなければいけないという漠然とした思いがある。 とはいっても、創造的な活動が消費的活動よりも高尚で、優れているという考えはもっていないし、はたまた、なにか役に立つものを生み出さなければというような使命感も持ってはいない。 でも、なにか今までとは少し違ったことをしたい。なにかに