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最果タヒさんの、「愛より朝が待ち遠しい日の本」に向けた詩たち。

たまたま文房具屋件本屋さんで詩集の宣伝を兼ねたチラシのようなものをもらってきた。
本のタイトルは「愛の縫い目はここ」、最果タヒさんの詩集です。

「愛でしか救えないものは、ないのかもしれない」

そんな朝のための10冊。

「愛より朝が待ちどおしい日の、10冊」と題して、

最果タヒさんが選んだ10冊の紹介と、

その10冊それぞれに当てた書き下ろしの詩が書いてある。

何気なくもらってきたたった一枚の紙だけれど、何かが動かされる。

詩を書く人は、他の人が書いたものに対してこんなに切実に自分の想いを重ねるのか。

使っている言葉そのものは、私たちがいつも使っている言葉。
でもそれが、どこか違う世界を通って、なにか新しいような懐かしいような形を作って目の前をひらひらと舞っていく。

読み返してみては、ああー、すごいなぁと思う。
遠いのに近い。

どの本も読んだことがないのに、なんだろう、その本の世界がふわぁっと浮き上がってくるよう。

すごいなぁ。
詩集、読んでみたくなった。そして紹介されている本たちも。
宣伝効果バツグンです。

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