空腹で救急車に運ばれた話
そろそろ思い出話も尽きてきたなぁ…
なんて思っていたのですが、私自身が学生時代の記憶に蓋をしていただけでして、蓋を開けてみると様々な思い出話がありました。
今後は色々あった学生時代のお話しをしたいと思います。
さて、今回は思い出話に加えて、後半は私が普段思っていることを感情的に伝えたいと思います。強めの口調になるのですが、どうかご了承ください。
あれは私が高校時代の話です。
当時、柔道部に所属していたのですが、とある事情により私は数日間プロテイン以外の食事を絶っていました。
と言うのも、柔道には体重による階級制というものがありまして、以下の区分に分類されていました。
当時の私は60kg以下でエントリーしていたため、トレーニングをしつつ、食事を絶ち、体重を一定数以下に抑えることに注力していました。
部活動は平日2時間、休日は3時間程行われ、稽古の後はプロテイン。
それ以外の食事は摂りませんでした。
※正直、減量方法としては全く不適切なのですが、減量したい一心でノイローゼ気味になっていたと思います。
そんなある日の午前中、事件は起きました。
授業中に胸痛とめまいを感じた私は、休み時間に保健室に向かいました。
私は救急車が来るまでの間、保健室のベッドで横になっていました。
保険医の先生はあたふたしており、他のベッドで寝ていた生徒も心配して起きてきました。
救急車って本当に凄いなと思ったのですが、電話してから5分弱で学校に到着しました。そして「なぜ保険室が1階にあるのか」「なぜ保健室だけ裏口があるのか」も理解しました。
私は速やかに保険室の裏口からストレッチャーに乗せられて運ばれました。
薄れゆく意識の中、野次馬の生徒達が集まっています。
その中には柔道部のメンバーもいました。
後になって分かったのですが、その柔道部メンバーが顧問の先生に報告したことで、母親にもすぐに連絡されたそうです。
救急車に乗ったことがありますか?
後部座席は以外と広く、ストレッチャーが乗った状態でも4~5人の大人が乗って、看護ができるようになっています。
・私の体に心電図を付けり、血圧計を付ける人
・心電図や血圧計の設定する人
・私に必死に呼びかける人
・私の目や口を開いて検査する人
・ストレッチャーを運んでいた人
私の記憶ではこれほど人が私一人のために必死に動きまわっていました。
心の底から申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつ、私は応答しました。
病院に到着した私はストレッチャーのまま、診察室に運ばれて診察を受けました。原因は栄養失調と過度のストレスによる症状とのことでした。
私が運ばれてから20分後に母親が大慌てで病院に到着しましたが、事の経緯を聞いた母親は爆笑していました。その日は早退して家に帰りました。
この日以降、私は減量をする際は食事制限をしつつ、ジョギングや水泳などの有酸素運動をするようになりました。
当たり前のことなのですが、
栄養はしっかり補給しつつ、計画的に減量しましょう。
思い出話はこれで終わりです。
話は変わるのですが、私は昨今救急隊員、消防士、自衛隊といった方々に寄せられている数々のクレームに対して激しい怒りを感じています。
本当かどうかは分かりませんが、上記のような正気を疑うようなクレームが多々送られていると聞きました。
私の弟は自衛隊でして、普段どのように過酷な訓練をしているか、災害が起こった際はどのような事をしているかをよく聞きます。
普段、身を粉にして奮闘している弟と、私がご迷惑をお掛けした医療従事者の方々に代わって私が文句を言わせていただきます。
一人ひとりの命のために、みんなが奮闘しているのです。
それが私のような、しょうもない人であってもです。
何が不満なのか、寂しいのか、理解できないのですが、このような不適切なクレームは許しがたいです。
私は上記の方々に比べれば取るに足らない人間ですが、それでも守るべき人がいます。
そういった人達のために日々奮闘していきたいものです。
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