シェア
おはグロ
2022年11月15日 16:23
作家と蛙 前編 何もない空間。文字通りそこには何もない。音もなければ静寂もない、光もないが闇もない。その空間からは何も感じることができない。無機質に広がった空間。 そこで作家は執筆を続けている。作家、もしくは弁護士が『ずっとモノローグ』の朗読をしている。開演、弁護士がいる場合、弁護士の動きは止まる。作:「私は誰?」彼らが答える。「私たちはもう何者でもない。自ら存在を失った自我、その成れの