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地域の拠点となるフリースペースのある惣菜屋を目指して

 コロナ禍に入った2020年3月、PTA会長をしていた私に「近くの子ども食堂がお弁当を届ける形態に変更したが、今までは支援が必要な子どもを待つスタイルだったので、必要としている子がどこにいるのかわからず困っている」と助けを求められ、地域の主任児童委員や小学校の生活指導の教員へこのような支援があると連絡を取りました。
後日、生活指導の教員から、必要なところに連絡ができてよかった、と言われ、自分が住んでいる地域にも給食で命を繋ぐ子どもがいるのか、と驚きました。

 その後も地域の、支援が必要な子どもの情報を得る機会があり、自分の子どもと同じ学校に通っている子どもたちの中に、命の危機を感じる場面がある環境で生活している子がいるのか、と改めて知りました。
なんとなく、食事が取れない命の危機と聞いてイメージするのは貧困でしたが、親の精神状態が悪いと子供の生活・食事に気が回らなくなってしまうということが多いと気付き、どの家庭にもそのようなことは起こり得ると思いました。
周りを困らせる子は困っている子。
そのような困っている子に対して、私自身が生活の中に入って支援することはできないけど、同じ地域に住むおばちゃんとして何かできないかと考えた時に、一番に思いついたのが、お腹をいっぱいにしてあげることでした。

 小学校区内に月に1回程度子ども食堂をしているところがあります。ないよりは不定期でもあったほうがいいのはもちろんだけど、不定期ということでどの程度必要な家庭、必要な子どもに届いているのか疑問を感じていて・・・
毎日行ける場所で、普段から子どもが集まり、宿題している子がいたり、お菓子を持ってきて食べる子がいたりする中で支援が必要な子に食事を提供し、そこに地域の大人が来て話をしたり、見守られる場が作りたいと思っています。

 地域の大人が顔を出す場所として、食事の支援を自然に行える場所として、近隣で採れた食材を使った惣菜を販売する惣菜屋と併設してそのような子供の居場所を作りたいな、と思っています。
自分の生活している地域でお店をする!ということが大前提なので、地域に私を知ってくれている人、味方になってくれる人を増やしたいと思って、地域活動にも積極的に参加しています。
理想と妄想はどんどん膨らむばかりですが、もちろん事業を継続するためには利益も必要で、どんなふうに進めていけばいいのか模索している所です。

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