シンガポール修学旅行の実施事業者が決定しました
さて、昨日は海外修学旅行調査特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。事業者とか選考とか企画内容についてとか。
プロポーザル形式で選ばれたのはこちらの事業者
昨年12月下旬に第二次審査があって、そこで事業者さん選考作業が終わったものの、役所内の諸々の色々の手続き等もあり、昨日の委員会にで正式に報告されました。
昨年9月、約5億1,200万円規模の事業としていきなりババーンと発表され、ある意味大炎上した港区の公立中学海外修学旅行ですが、プロポーザルをやってみないとわからないことがたくさんあるということで、上限を約5億1,200万円規模としてプロポ公募をしたという経緯です。
資料を見る限り、もちろん選ばれた事業者さんの企画含めて、とても妥当なものという感じです。企画内容については、選択可能な種類も豊富、フィールドワーク多めで正直とても素晴らしいものではなかろうかと思います。あっ正直な意見です。経験値がとても高いことも選ばれた理由のひとつであるようですので、そこは素直に受け止めたいと思います。
それでも確認したいこともあり自民党は参考資料要求をしました
海外修学旅行調査特別委員会を立ち上げた経緯として、「国際理解教育の集大成というのであれば、しっかり効果検証まで特別委員会ではみていかないとアカン」も含まれています。これはイジワルではなく、内外から類似したたくさんの意見もあったこともあり、決して修学旅行は「いつも同じ場所で飽きたから別のところに行こう」という趣旨でやってるわけではないですし。
公募の資料要件でも、教育委員会は事業者に「効果検証方法」の提案を求めていました。同行する方々は子供達の成長を直接目にする機会があるのかもしれないけれども、議会としては「楽しかったって言ってました」「そーですか」で終わるわけには流石にいきません。客観的な何かがあれば「では次も」という理由ができますので。
もちろん、その評価結果をもって教育委員会がそれを更にどう評価するかはまた別の話になりますので、夏〜秋くらいに続きを確認しようかなとなるんでしょうか。
選考委員会では出されている資料であると思うけど、議会への委員会報告ではこの資料がなかったもので。もちろん学校名とかそういうのを出せとか言ってるわけではなくて、ざっくりしたもので構わないので経験値をみたいからです。
「公立学校の経験もあると聞いてます」と又聞きで伝えられても、これまでの様々な経緯もあるし「ならOKです」ではちょっと済まされない。私立中学と公立中学は違うし、選抜メンバーで行くのと全員行くのとも違う。そのあたり含めた経験値が高いと思われる結果なので、どこまで出せる出せない含めて、事業者と確認の上ご提示くださいくらいの。
こちらも同様、添乗員とか色々諸々、どういうプランで配置して生徒の安全安心を図っていくのか、提案内容をぜひ知りたい。もちろん、これからは個別具体的にケースバイケースで学校ごとで異なってくるとは思います。ただ提案段階でのものを知りたい。
契約書のコピーは不要としても、どういう点でどういうことにアレしながら契約締結ししたのか的な資料だと思ってますので。一応確認したい。
委員からの質問はこんな感じ
何かあった場合の延泊¥25,000保険は足りるの?
学校ごとに選ぶ企画次第で実地踏査で訪れる場所は変わってくるのよね?
シロソ砦に行かせたい理由がわからない
看護師とか介助員の契約はどこがするの?
アレルギー対応の子は班行動の際にどうやって食事を?
選考委員のそれぞれの専門分野が書かれてないのでそれ知りたい
むしろ選考委員を選ぶ基準は?
プロポ応募期間中にエアライン座席指定されてるけど、オーバーブッキングが当たり前の業界だから応募した7社が全部同じ感じでブッキングしてたと思う。そこは大丈夫なんでしょうね?
航空券代が全体の約1/3弱を占める中で、一人当たり12万8,100円〜23万1,800円。日系キャリアがコスト高だけどいつ行くかで費用面は左右されるんじゃない?今後何か検討していく?
現地でアテンドする予定の学生達(これから集める)への指導はしっかりあるんだよね?
などなど。
次回の委員会は2/8。要求した参考資料をいただけると思います、多分。
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