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予算特別委員会 総務費質疑はみなと芸術センターについて

予算特別委員会では、議員1人あたり60分の時間で予算であるとか来年度事業であるとかについて質疑をしていきます。港区議会はこういうシステムを採用しておりますが、他の自治体の議会ではそうとは限らなくて、メンバー限定の分科会形式とか、予算委員になった人が質疑するとか、色々あるみたいです。



決算と予算は委員会室2部屋ぶち抜きで

委員会質2部屋を使って、こんな感じ


なお、コロナ禍の決算と予算は「3密を避けましょう、そして換気も」ということもありまして、今となってはすっかり懐かしいものですが議場でやりました。私、議場でやるの好きだったな。


なぜなら座ったまま発言するのがちょっと楽だったので


総務費は「みなと芸術センター」の質問

以前からこの施設については思うところがあって、質問を続けているのがこの1年くらいになるんでしょうか、もうちょっとかなどうだろ。ここまでこのセンターにこだわっているのは自分1人かもしれないです。しつこいほどにトピックとして取り上げるという意味で。


ハコモノができることに対して異を唱えているわけではないし、完成を楽しみにしている人がいるのも確かだし、でも「誰が何のためにそんなことやろうとしているの?」と大半の区民のナナメウエに行きそうな方向性がどうにも気になるだけ。一般人だから。


気運醸成とか、ぶっちゃけ意味わかんない。

やたら創作活動にウェイト置きたがるのがよくわからない。

むしろ「創作」ってなに?オリジナル劇とかオリジナル曲とか?

やたら演劇的なものばかりのイメージつけるのも意味わかんない。

というか、区民センターホールじゃダメなのそれ?


などなど、腑に落ちないことがたくさんあったこれまで。


定められた管理運営計画は公募要項に含まれるか

と、改めて問う質問から。

やっぱり入れ替わり立ち替わりの人件費が第一というのがおかしいと


管理運営計画というのがありまして。これが定められたのは、まだ芸術センターが非公募で特定の外郭団体が管理しますとなってた時。で、今は公募に切り替わったわけだから、きちんとできる事業者が「どうぞプランをご覧ください」とものすごい企画提案付きで応募してくるに決まってるじゃないですか(そう期待してる)。


役所が職員を独自に育て上げるならまだしも、指定管理事業者に転職推奨の人材育成させるところも要綱にいれるのはおかしいんじゃないか、という思うわけです。でもこれは当時の話。おそらくそれは外郭団体にそうさせたかったんでしょう。…いや、外郭団体が区にそうプレッシャーかけてた疑念も払拭できないわ。としか思えてない自分でして。なんでしょうね、この底意地の悪さなのか、捻じ曲がったことが好きじゃないというか。スッキリしたいわけです。スッキリ。


"管理運営計画は、基本理念及び重点的な取り組みを基盤とし、文化芸術の中核拠点となる施設の機能や、みなと芸術センターで「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」に定める事業を実施するための人的体制について、基本的な方向性をまとめたもの”

“区は組織構成及び専門的な人員の配置等を含め、長期的に管理運営計画に則った運営をすることを公募要項に記載し、応募者からご提案していただく"

人材育成は区民が喜ぶのかの?雇用を創出するのが目的だった?


では改めて、キャリア開発とやらはどこが実施する?その理由は?


経営戦略こそ、きっちり備わってる事業者にお願いするのではなくて?

なんでそんなに芸術専門家(※芸術家かどうかすらよくわかんない)人材育成が大切なのかがやっぱりどうにもわからなくて。


"キャリア開発として人材育成等を推進することで、組織の強化や組織活性化に繋がり、継続的かつ安定的な組織を維持し、さらに発展した運営ができるものと考えている”

“指定管理者に対してキャリア開発の取り組みを求めるとともに、みなと芸術センターの運営の中核になる人材を育成するなど、長期的な視点に立って運営できる能力を重視する”

だからそれを最初から備えた事業者を選考するのが、指定管理制度なのではなくて?


区と事業者、アドバイザーとの関係について伺いますね

“参与は、基本理念や重点的な取り組みを実現するため、施設整備や事業運営等の検討にあたって、専門の知見を生かした幅広い助言を行い、任用期間は1年単位で更新することができる”

“参与は、区に対して助言し、区はその助言を踏まえて、指定管理者とともに管理運営を行う。指定後はみなと芸術センター参与の設置の必要性を検討し、円滑な管理運営体制を構築する"

あくまでも「区に助言」ね、OK

一時期は、「施設はこうなります」「専門家育成のアカデミック機関になります」「一般の芸術愛好家が好むポピュラーコンテンツは不要です」とか聞いちゃってたので、区の施設じゃないのかしらとハラハラしたけども。区は区として本質を捉えて色々考えていただければそれでいいわ。区の施設ですから、責任は区ですものね。


多くの事業者から応募してもらいたいけれども、どのような工夫をされてる?されるの?

応募が少なかったら正直なところ「指定管理に手を挙げるまでの魅力がない施設」なのかもしれないと思っちゃいそうで。もしくは「手を挙げにくい理由がある」とか勘ぐっちゃいそうで。もうね、すべてを疑ってかかる自分の性格の悪さを恨みます。

“業務内容や規模をより明確化し、民間事業者との共通理解を深めることで、事業者参入可能性を高めるように工夫する”

“「指定管理者協会」や「特定非営利活動法人日本PFI・ PPP協会」といった指定管理者関係のHP、アートマネジメント総合情報サイトメールマガジンなどを通じて公募の予告をすでに掲載”

“R3年度に実施した民間意向調査に参加した事業者等には個別に連絡、情報提供をした”

“5月下旬に公募要項を公表した後には改めて同様のHPに掲載するとともに、入札情報速報サービスのHPにも情報掲載と会員企業に連絡を依頼するなど、多くの事業者の目に触れ、参入意欲を促すよう工夫する"

すでにやっていただいていることあってありがとうございます


きちんとやりたい、という区の意向は十分理解してるつもり

理解してるつもりではいるんだけど

議会の場以外にも色々と話をさせていただいていて、課題と認識していることもちゃんと理解しているのもわかったし、その辺は安心しています。が、しかし、それでも、こういう議会の場でのこういうやりとりになるとどうしても固くなる。カッチコチでヒビも入らないし響かない。不思議。


最上位責任者として、区がしっかり選考して、きっかり指定管理事業者を管理して、ばっちし区民が喜ぶコンテンツ満載の施設にしていただきたいと思います。


シンガポール修学旅行の時もそうだったけど、事業者選考の際は選考委員の増員をお願いしたいし、人材育成プランより企画内容にウェイトを置いた選考をしていただければこれ幸い。



以上、総務費。

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