東南アジアの旅　（6）　ジョグジャカルタ

ジョグジャカルタのホテルは、
またまた〇〇ちゃんブラボー！
と称賛を送りたくなるぐらい良いホテルだった。

広い部屋が３つぐらいあって、
テラスもあって、
エスプレッソマシーンもあって、
破格のお値段だった。

その快適な部屋のおかげなのか、
滞在5日ぐらいのうち
ボロブドゥールとプランバナンへ行った1日以外は、
かなりの時間をホテルの部屋で過ごした。

旅のちょうど真ん中ぐらい。
もしかしたら、出歩くのに疲れていたのかもしれない。
そして、確実にあの飛行機乗り遅れトラブルのダメージが尾を引いていたのだと思う。

ホテルから、通りを挟んで向かいにあったスーパーマーケットに行き、
夜は散歩しながら中心地へ行ってレストランでご飯を食べて、
戻ってからはホテルの上階のバーでビールを飲んだり、、、
を繰り返した。

何もしない、
それはとても贅沢な時間だった。

ボロブドゥールとプランバナンは、
世界史の教科書で必死に覚えたカタカナ。
実際に見に行けるなんて、18歳の頃には思ってもみなかった。

でも、
行こうと決めて、あれこれ整えたら、
たやすく行くことができた。

単純に、行動するかどうか。
ただ、それだけ。

ジョグジャカルタの街中で
２つの仏教寺院へ連れて行ってくれるバスを申し込んだ。

ジョグジャカルタはコンパクトで動きやすい街だった。
ホテルからたいていの場所は歩いて動けたし、
田舎すぎず、観光地なので街は整っているし、
物価はかなり低かった。
ゴム製ではないかわいいサンダルが、日本円で¥150ぐらいだった！

ジャカルタの空港で遭遇した
ぼったくりを疑うような事態に見舞われることなく、
ジョグジャカルタでは穏やかに過ごすことができた。

二つの寺院は、日本のお寺とは全く違う趣で、
数々ある石造りの塔は圧巻で、
寺院が造られるいきさつなど理解しながらボロブドゥールとプランバナンを見て、
また深く思い出に刻むことができた。

ここでも、世界史を勉強していて本当に良かったと感じた。

ジョグジャカルタの次は、シンガポール。
シンガポールでは、
シルクロードの旅で出会った友人に
10年ぶりに会う約束をしていた。