Ubuntu20.04 SSHサーバのインストール
本記事では、Ubuntu20.04にSSHサーバをインストールする方法と、Windows端末にSSHクライアントをインストールし、UbuntuにSSHでアクセスするまでを説明します。
UbuntuにSSHサーバをインストールすることによって、Ubuntuを遠隔操作できるようになり、専用のモニター、キーボード、マウスは不要になります。サーバ機は一般的に遠隔から操作することがほとんどですので、まずはSSHサーバをインストールしてUbuntuを遠隔操作できるようにします。
UbuntuにSSHサーバをインストールする前に、UbuntuのIPアドレスを固定IPアドレスに変更することを強くお勧めします。
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UbuntuへのSSHサーバのインストール
UbuntuのSSHサーバのソフトは、Ubuntuの公式リポジトリ(ソフトウェア配布元)から配布しています。Ubuntuの公式リポジトリで配布するソフトウェアは、Ubuntuのソフトウェアパッケージマネージャのaptコマンドを使って、簡単にダウンロード&インストールすることができます。
sshサーバがインストールされているか確認してみる。
インストールされてない場合はdpkg -lコマンドで何も表示されない
$ dpkg -l |grep openssh-server
$
aptコマンドでsshをインストールする
$ sudo apt update
$ sudo apt insatall ssh
1行目はリポジトリの情報を最新化しています。
2行目でSSHサーバをインストールしています。
続いてsystemctlコマンドを使って、Ubuntuでsshサーバ(sshd)を起動します。
$ systemctl start ssh
これでインストール&SSHサーバの起動は完了です。
UbuntuのSSHクライアントのコマンドを使って自分自身にSSH接続できるかためしてみましょう。
$ ssh ogs-digilife@localhost
ogs-digilifeはユーザアカウントです。自身のアカウントに書き換えてください。パスワードを入力してログインできたらインストールは成功です。
SSHの接続が確認できたら、
$ exit
でSSHの接続を切断しておきます。
つづいて、Ubuntuの起動時にsshサーバが自動で起動される設定になっているか確認してみます。
$ systemctl is-enabled ssh
enabled
enabledと表示されたら、Ubuntu再起動時にSSHサーバは自動で起動されます。もし、disabledと表示されたら、Ubuntuの再起動時にSSHサーバが起動しませんので、そのときはUbuntu起動時にSSHサーバが自動で起動するように設定します。
$ systemctl enable ssh
systemdとsystemctlコマンド
Ubuntuはじめとする最近のLinuxサーバは、OS上で動作するソフトウェアの起動管理をsystemdという管理ソフトウェアで行っています。systemdは、systemctlコマンドを使って操作します。systemdはLinuxを管理する上で非常に重要な仕組ですので、基本的なことは抑えておきましょう。
リモートホスト(PC)からUbuntuにSSHで接続してみる
PCでもターミナルソフト(Windowsのコマンドプロンプトなど)からSSHコマンドを利用することができますが、SSHクライアントソフトをインストールしておくと便利です。
この記事ではWindowsのSSHクライアントソフトであるrloginをインストール&設定する方法について説明します。
RLoginのインストールと設定
こちらのサイトからzipファイルをダウンロードし、適当な場所に解凍します。インストールは以上です。
解凍したフォルダの中に、RLogin.exeという実行ファイルがあるので、これをダブルクリックしてRLoginを起動します。
RLoginが起動しますので新規ボタンをクリック。
設定画面が開きます。
上から順に説明します。
エントリー(上)に自分がわかりやすい任意の名前を入力、プロトコルはsshを選択、ホスト名(サーバーIPアドレス)はUbuntuホストのIPアドレスを入力、TCPポートはsshを選択、ログインユーザー名/パスワードorパスフレーズはUbuntuのユーザアカウント/パスワードを入力、TERM環境変数は初期設定のまま(xterm)を選択、デフォルト文字セットはUTF-8を選択。
OKボタンをクリックすると、SSHでUbuntuにアクセスできます。
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