部下の退職と引き換えに私が学んだこと

1992年生まれの28歳。
普段はIT企業の営業マンとして働いています。

さて、本日は部下育成の失敗談をお伝えしたいと思います。

私の部下は中途入社して、わずか半年間で退職となりました。

いや〜やらかしてしまいました。
本当に大きな挫折経験でした。
期待をしてもらっているからこそ、部下を持たせてもらったのに。。。

人材採用は会社にとって大きなコストがかかります。
半年間での退職はシンプルに大損です。

退職した部下側から見ても、経歴に傷がついてしまいます。
申し訳ない思いです。

本当にやらかしてしまった。。。
そんな思いがあります。

ただ、私自身には大きな学びがありました。

得た学びを自分の中に留めておくのはもったいない!
そう思いnoteを書いています。

私と同じように、部下育成で苦労されている方の参考になれば幸いです!

部下を持つ前、私なりに本を読んで勉強していました。
だからぶっちゃけ、「大丈夫だろう!」と思っていました。
ただ、現実は甘くなかったです。
人を育成する難しさを痛感いたしました。

ざっくりと反省点をまとめると下記になります。

【反省点】
・承認や褒めることをあまりしてあげられなかった
・チームに馴染ませてあげることができなかった
・過度に期待をし過ぎた
・周囲にHELPを出さず、1人で抱え過ぎてしまった
・ついキツイ口調で話をしてしまった
・話を最後まで聞かず、意見をしてしまった
・求められていないアドバイスをしてしまった
・モチベーションをあげられなかった
・終盤は「無理だ」と思い、匙を投げてしまった

あげればキリがありません。。。

中でも、 「承認や褒めることをあまりしてあげられなかった」は
私の中に大きな問題がありました。

承認や褒めることよりも、ついついアラを探してしまう。
細かく指摘やツッコミを入れてしまう。

毎日このくり返しのせいで、
部下のモチベーションは下がっていったように思います。

私の中では、早く1人前になって欲しいという思いがあったものの、
空回りをしていました。

なぜ承認や褒めることができなったのか?
深堀って振り返りをすると、余裕や度量がないこと、
もっと言うと、私自身に勇気がないことがわかりました。

勇気がないことにを自覚してからは、現在の部下に対して、
下記の内容を意識できるようになりました。

【現在に活かしている点】
・話は遮らず、きちんと最後まで聞く(グッと我慢、とにかくグッと我慢)
・話が長くて理解できなければ、話しを戻って一個、一個確認する
・できたポイントを具体的に褒める
・過去からできるようになった点を褒める
・アドバイスの際はIメッセージを使う
(例、僕は〜だと思うけど、どうかな?)
・いい意味で期待しない
・時間がある時は、すぐに答えを出さずに考えさせる
(相手の中に答えがあると信じ、質問を投げかける)
・部下の状況を早めに上司に報告
・笑顔でユーモアを持って、自分から話しかける

少しづつではあるものの、
反省点を活かして、部下と上手く接することができるようになりました。

周囲からは、
「会社に合わず辞めたんだから気にするな」
「部下自身の問題だから気にするな」
と言葉をかけていただきました。

確かにそうかもしれません。
ただ、自責思考で考えないと私の成長にはならないと思います。
反省から学び、次に活かさなければ、また同じミスを繰り返します。

現在に活かしている点も言葉にすると
「知っているよ!」となるかもしれません。

ただ、知っていることと、実際に経験することは大きく異なると思います。
何より私が今回強く実感いたしました。

今後も自責思考を持ち、どんな出来事からも学ぶスタンスは変えずに
日々過ごしていきたいと思います。

今回大きな学びのきっかけをくれた部下に感謝して、
締めくくらせていただきます。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました!

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