見出し画像

俺達の秋華賞

何かの縁でこの記事をご覧になって下さった方、ありがとうございます。
あなたの貴重な数分間を頂ければ、きっと競馬予想の役に立つ情報や考え方を提供できると思いますので、気になっている馬の短評だけでもご覧になってみてください!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

G1はいつも以上に気合が入るので、週中も常にレースのことを考えて生きている。
結果もとても良い感じで、スプリンターズSは◎ジャンダルム。
幸先の良すぎる滑り出しとなった。

特に3歳限定G1は、個々のキャラクターを正確に掴むために割く時間が比較的少なくて済むから、G1の中でも得意な条件。
桜花賞は◎スターズオンアース○ウォーターナビレラ△ナムラクレア
のビタ。
皐月賞は◎ジオグリフ。
オークスとダービーはダメだったが、3歳G1には良いイメージがある。

3歳G1を予想する上で重要なことは、
①絶対能力値〉適正 であること
②成長力
大きくこの2点。
(絶対能力値が)拮抗しているメンバー構成なら
もちろん適性を考慮して優劣をつける。

では早速予想に。
①能力比較・キャラクターの整理(有力馬診断)
②展開・馬場など条件面の確認
③上記を踏まえた印選定
といったフローで。

有力馬診断

ウインエクレール

出走したレース毎に振り返ると
まずクイーンCはキレ負け。
プレサージュリフトが33.5の脚を使ってスターズオンアースを交わすようなキレ勝負では分が悪いことが分かる。
スイートピーSで、稍重の最内から圧勝したことからもそれはハッキリ分かる。
前走は高いパフォーマンスで、
古馬牡馬混合の3勝クラスで、余裕残しの仕上げと早目仕掛けながら
最後まで垂れない底力が垣間見えた。
勝ち馬フォワードアゲンはその後新潟記念で4着(ヒートオンビートに先着)と濃いレース内容であることは明白。
使うごとに成長してきている印象で、オークスは視野に入れず最初から
秋華賞を目指してきた過程も良いし、関東馬ながら1週間前に栗東入りして
滞在での調整ってのも陣営の本気度が窺える。

今回は最内ゲットで、持ち前の先行力と持久力を活かせれば穴を空けても良い。中山の鬼ことウインブライトの半妹でこの舞台はいかにも合いそう。
印は打ちたい。

ライラック

最高打点はフェアリーS。
良い状態でかつ、展開がハマった時の最高打点の高さは良い。
京都2歳Sと桜花賞の阪神でのレースはいずれも全く力を発揮できず、
いずれも1秒以上の大敗。
前走の紫苑Sは前が残った展開を後ろから3着に来たように力はあるが、
課題は輸送。パドックを見ても普通通りなのが厄介だが、現状5人気と
輸送が克服できていない方に賭けた方が現実的かと。
中山戻りで狙いたい。

ストーリア

これまでの3勝は東京・中京・新潟と左回りの直線の長いコース。
3番手とかにつけて上りを使える良い馬で、順調にいけば上のクラスでも通用しそうな下地はある。
特に前走の2勝クラス勝ちでは、各馬が外から伸びてくる中
一頭だけ内から馬群を割って伸びてきている点を評価したい。
兄にロードマイウェイがいて、この馬は自己条件を4連勝からいきなりの
重賞挑戦で勝って5連勝をしているように、突然覚醒する血統なのかな?
そしてストーリアは今三連勝中で、この面が遺伝していたら、、
前走でプラス12キロなのも怖い。
これまで右回りへの一発回答と、相手強化への対応ができてやっと
馬券内ならという感じ。
3連系の紐に入れるか一考。

メモリーレゾン

前走のローズSで本命にしたが5着に敗れた。
特に不利とかもなく、シンプルな力負けな印象。
メディア等では右回りだとオール馬券内で、左回りの前走は度外視可能
とか言われてるが、果たして。
アートハウスに逆転することは非現実的で、
これを買うならエグランタインを買いたい。

スタニングローズ

オークスでの2着は強い内容だった。
終始内ベタで騎手の好騎乗もあるが、それでも最後まで失速しない
長い脚を使えるのはプラス。
元々2歳時は、セリフォスとかが出てた混合戦でそつなく走っていたが
この世代は圧倒的に
牡馬〉牝馬
のレベル関係だと思うので、善戦していただけ
好評価しても良い。
どんな舞台でも力を発揮できるし、レースも上手なタイプで
今回の舞台も当然マイナスではない。
前走の紫苑Sはゆるゆるな仕上げで、恵まれたサウンドビバーチェをギリギリ差し切れた辛勝だったが、今回は間違いなく上積みありなはず。
勝負根性もある馬で、ゴール前で際どい争いになった時に闘志を出して
先着している点も○(フラワーCや紫苑S)。
スタートが若干怪しいことが何回かあったから、できれば偶数枠が良かったと思うが、中枠で先行していける点は良い。

ナミュール

ポテンシャルはNO.1。
体質の問題で春は思うような結果を出すことができなかったようだが、
阪神JFやチューリップ賞、赤松賞などでのパフォーマンスは異次元のもの。
万全の状態なら勝ち負けと思うが、スタートの課題があるのと、
阪神内回りコースがどうかって感じ。
この馬が世代G1を1つも取れないのは少し理不尽な気もするが、
これもまた競馬の醍醐味。強い馬(能力の高い馬)が常に勝つ競技じゃない。
この馬も展開的な面と、明日の状態をしっかり考慮するべき一頭。

スターズオンアース

これまで見せてきたパフォーマンスはこの世代ではトップクラスのもの。
フロックで二冠は絶対取れないと思うし、オークスでのパフォーマンスを見れば強い馬ということはすぐ分かる。
まず、この馬には桜花賞で本命を打ったが、その理由として
追い切りからとてつもない成長を感じたことと、右回りで内に刺さる癖があり、馬群に入れられそうな枠ならびだったから、その不安は解消されるといった見込みだったが、おそらくドンピシャだった。
それ以来の右回りコースだが、内に刺さる癖は矯正されたのかどうかは気になる。
また、適性的には圧倒的にオークス向きの馬ではある。
あと一番は骨折明けの状態面。
元々オークスから直行の予定だったそうだが、充実した夏を越せたかと言えばそうではないはず。デキ落ち濃厚かつ、適正落ち(?)の今回、1番人気で買いたいかと言われれば妙味はなさそう。
能力で走られたら恐れ入りましたとなるが、この馬の頭は嫌ってみたい。

アートハウス

ローズSは仕上げていたでしょ絶対。
陣営は余裕残しですみたいなテンションだったが、恐らく9割以上のデキだったはずで、今回は良くて平行線なイメージ。
これまでスローでしか通用していなくて、阪神内回り、最後の1冠を懸けたG1となれば、適正外のレースになりそう。
あとオークスなどを見れば分かるが、使える脚は短いが一瞬でトップギアに入れらる能力には秀でている。
だからこそスローで最後の瞬発戦とかで狙いたい。


プレサージュリフト

ハイライトはクイーンC。
あの末脚は上のクラスでも通用すると思う。
ベストは東京だと思うが、今回の短縮は魅力。
大外枠だが、どうせ出遅れるし後方からのレースがデフォルトなので
マイナスではないと思う。
桜花賞は外回しで凡戦して、オークスは内に進路をとって伸びあぐねた。
ただ更に内からナミュールに置き去られていたのが印象に残っているが、
ハマれば頭まであると思わせる程の持続的な末脚は魅力的。

エリカヴィータ

追い切りの映像を見てデカって思った。
これはきっと成長したんだと思って色々見てたら、国枝さんが
この馬は成長しました的なニュアンスのことを言っている記事を発見して
合点した。
馬群に揉まれると他馬を気にするようで、今回は外目の枠ってのは
オークスよりは良い結果が見込めるはず。
ましてや鞍上は福永で、カフェファラオとかで同様のオーダーに
パーフェクト回答ができる鞍上。
フェアリーSは新馬からいきなりの重賞挑戦で、ペースアップとかに戸惑って力を出せずに敗戦したと仮定して、次がフローラS。
内枠から4番手追走だったが、直線以外は比較的悠々と外に馬を置かない形で追走できていたことが、直線の伸びに繋がったとすると、今回も同様に
外目の枠なので、外に馬を置かない追走ができるはず。
キャリア未だに4戦で、上記を敗戦理由としちゃえば底を見せていないことには一応なる。
加えて国枝×福永の牝馬たらしコンビ、脅威の成長力とかを見せてくれれば
足りても良いという願望を持ちたくなるオッズ。


もう疲れたのでやめます。


馬場・展開

土曜の阪神は全体的に早い馬場だった。
開幕2週目らしい馬場。
だからと言って前に行った馬で決まったといえばNO。
直線では一定のキレや瞬発力が求められる感じ。
馬場の真ん中からでも差してこれるし、
とにかく「総合力」が求められる馬場だと感じた。

展開は本当に難しくて、
逃げ候補のラブパイローや、ブライトオンベイス、タガノフィナーレとかが
正直ノーチャンスな馬で、どんなペースで逃げるのかが全く読めない。
ただ、極端なペースにはしなそうでミドルくらい(5F60秒フラットくらい)と想定。
スローだった場合は、ライラックのまくりとかもあり得る。
まあこのレースは、展開がどうのよりも馬場状態から考えても純粋な能力や
「総合力」そして「成長力」の比較をすることが的中への近道になるはず。

◎スタニングローズ
○ナミュール
▲エリカヴィータ
△ウインエクレール
△スターズオンアース

人気どころから買うので絞ってここまでかな。
オッズがよく見えないが、連系ではスターズオンアースが売れそうなので
そこを軽視して、人気決着の中でも妙味を取れるギリギリを行きたい。

◎にはスタニングローズを。
いかにも坂井騎手の強気なスタイルと手が合いそうな馬で、
好位置から力をフルに発揮できるはず。
前走からの上積みにも期待できるし、舞台代わりでスターズオンアースとの逆転があっても良いと思う。
この馬は桜花賞に出ていないし、阪神で持続力勝負となれば一番強かったですみたいな結果もあって良い。
荻野騎手と同期の坂井騎手がここで勝って、○期生の勢いが!
みたいなメディアの煽りも見たい。

○はナミュール。
ようやく力を発揮できる状態と舞台が揃った可能性がある。
普通に突き抜けても良いポテンシャルはあると思うが、
スタートのリスクや後方からなので不利を受けるリスク等を加味しての対抗評価。
頭からの馬券も持っておきたい。

▲エリカヴィータ
穴ならこの馬かと。
オークスからの継続騎乗による工夫と、脅威の成長力に期待。

△ウインエクレール
考察を書いていて、これなら足りそうと思えた。
雨が降ってクッションが効かなくなったりすれば相対的に良さそうだが、
現状の馬場コンディションだと頭はないが、馬券内なら期待できるし能力はあるはずだし、オッズも良い。

△スターズオンアース
順調なら本命級だったがここは抑えまで。
一頓挫あった1番人気を本命で買うことは、宗教的な理由によりできない。
が、能力は一級品のため印は回す。

本当はもっと詳しく書きたかったが、
冷静に考えて見る人がほぼいないし、疲労がピークになったので
一旦ここまで。

明日の馬場を見て、最終的な馬券を決めたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?