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エイプリルフールと言ってくれ。(2021年4月頭)

やばい!やばいぞ!!1年前になってしまう!!
振り返りをまとめねば!!!

お久しぶりです!おぎやまです(^^)
春ですね、東京は桜が舞い散っております。

書くぞ書くぞ、と意気込みつつも先回しにしてしまう癖、やめたい⭐︎そんな春の妖精です。どうも。(え?)


狭い面談室に沢山の大人。

2021年4月1日。
この時点で、PICUに入って15日目。

白血球が0のまま1ヶ月近く経つ中、毎日毎日輸血をしてもらって、白血球を刺激するお薬を入れても、反応がないまま。

面会に行くと、面会の前に先生からお話があると言われ、面談室に。


ゾロゾロと大人が入ってきて、先生4人に看護師さん2人くらい。この時点で恐怖で固まった。
息ができんくなった。
多分あの部屋は標高が高い。(絶対)(確定)


「恐れていた事態が起きました、、」

なんて言葉からはじまることが、良いことなわけもなく。

「はやちゃんの血液にカビが見つかりました」

1番恐れていたこと。
白血球もなく、最大のバリアである皮膚さえもなくなってるはやちゃん。

白血球が戻るまで、なんとかかんとか、感染症にはならないように、全員が注意してくれてた。

それでも、血液培養でカビが出てしまった。



PICUの先生から、
「このままでは多臓器不全になってしまうかも」
「人工呼吸をつけたらもう一生外せないかも」
「今点滴を打ってる血管も使えなくなり、刺せる血管がなくなっていってるから点滴が打てなくなるかも」

と流れるような重めなパンチをくらい、
私のハートはショート寸前。(やかましいわ)


抱っこもできなくなるかもしれないので、今のうちに抱っこできるように副医院長に掛け合います」

なんてことを言われ、涙がすんごい。もはや滝。


これを言われた時、旦那と私は

「いやいや!!
治してから嫌っちゅうほど抱っこしますし!

という気持ちでした。
まるで「残された時間ですので、、」なんて言われてる気分だった。


私たちの心中を察してくれた看護師さんが、

「お父さんお母さん。これからはやちゃんに治療を沢山頑張ってもらうために、抱っこでパワーをあげてほしいってことなんですよ

とハートフルな言い換えをしてくださり、納得した。
(優しい世界)


その日、そんな話を聞いてからの面会。

はやちゃんの前では泣かないマン(決意強め)なので、

めっちゃ笑顔でETした。(不可解な行動やけどな)

今まで言われたことない、
「お母さんも一緒に撮りましょう!」という、
看護師さんからの優しいひと声が嬉しかった反面、

「ああ、はやちゃん危険な状態なんや」

「全力で"残された時間を大切に"モーションや

なんて考えてた。
優しささえ怖かった。(卑屈!)

でもでもっ!
あとからほんまにこの時間が大事やったって思った!

何より、やっぱり
家族が顔合わせて、肌に触れて、抱っこしてって

ほんまのほんまに力になるんやと思い知った!

あの時の看護師さんの
「はやちゃんが治療を頑張れるように」
って言葉はほんまやったんやなあ、って。

医療なんもしらん私が偉そうにいうてすんませんっした!!!!って思った。(舎弟感強め謝罪)



こっそり両親入室&抱っこの許可。

時はコロナ禍ですので、親1人しか入っちゃいけない最中、副医院長という天上人様から許可を得た私共は、こっそり2人入室ができることに。


1人入って、1人こっそり裏から案内される。
ドキドキ。(悪いことしてるみたい)


ずーっと1人ずつ面会してたから、
おとちゃんとおかちゃん2人同時で会うのは久々で。

あとから入ってきたおとちゃんの顔見た瞬間に、嬉しいのか、はやちゃん泣いちゃってた。
あーわかるんやー、ってグッときた。

いっぱい我慢して、いっぱい頑張ってくれてるんやなあって。

1年経っても、この時期のことは本当に心にくるなあ。何回見ても泣けてくるぜえ、、くふぅ。



たくさん管が繋がっているので、縦抱っこはできず、サポートされつつ横抱っこをさせてもらえた。


私たちの顔をじーって見たと思ったら、安心したのかスヤァっとしてくれて。

ずーっと抱っこしてたかった。
なんならこのまま走り出したかった。(こわい)


このあとも、2日に1回のペース以上で一緒に入らせてもらえて、その度に抱っこさせてくれた。

この日なんて、私と旦那で1時間ずつぐらいずっと抱っこしてた。

落ち着いて寝てくれるもんやから、『私はベッドである』の気持ちで、ずーっと抱っこしてた。


やったー!一般病棟だ!!

4/5には白血球が少しずつ復活してきて、
さらに抗菌薬でカビが抑えられつつあるという朗報。

すごい!!
すごいぞーー!!はや!!!!

(誇らしげフェイス)(ドヤァ)


そして、4/7!

「エイプリルフールであってくれよ、、」と思ったあの酸素薄め標高高めな面談室でのお話から1週間後!

「最後に抱っこを、、」と言われたあの日から、1週間で!!!!


一般病棟に移動が決定!!!!
うわあーー!!!!うわあーー!!!!


うわあーーー!!!!!(未だに温度高く喜べるわ)



はやちゃんもすごく嬉しそう。
にんまりしている。かわいい。好き。(かわいい)


その2日後には口からお茶も飲めて、ご飯も食べれて!天才やんけ!!!なんや!!ほんま!!好き!


縦抱っこも、お座りでDVDもいくらでもできちゃう。
(あまりにも野球見てるお父さん感強いな)




本当にこの時は怒涛の日々でした。
かなりメンタルはきつかった。気がする。
今より精神的にも弱かった!弱でした!!

この時の毎日のドキドキ、いつ病院から電話来てもおかしくない状態、

「ご覚悟を、、」と言われたこと。

そんな中で、抱っこができることが、親が2人して顔を見せれることが、

こんなにはやちゃんの力になれるんだ、と教えてもらいました。


まじではやちゃんこんなに頑張ってんのに私なんにもできない、、

なんてメソメソしてましたが、そんなことないんやな!って思えました。

できることなんていっぱいあるんだなあ。
(うっすらみつを)


最後に、
初めてのマスク嫌がることもなくすまし顔〜MRI行ったと思ったら看護学生3人と看護師さん2人の計5人の女の子はべらかして「可愛い〜!」ってチヤホヤされながら帰ってきたはやちゃん〜

を添えておきます。
プレイボーイっぷりにおかちゃんびっくり2021。


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