声歌スランプ

これがスランプかと思った。以前なら１回でバチっと思い通りになったボーカルの録音が、５回くらいやってもうまくできない。主な症状は、タイミングがずれてしまう、である。

怖くなったら急にまた難しく感じて、できそうになく感じて、投げ出したくなった。ああこれがスランプなのだなと思った。なんだよおと思ったけど、数秒経って嬉しくも思った。私にもスランプ様が来てくれたのだ。

一生懸命、ある一定の期間やっている人にしかスランプは来ない。（はず）だからありがたい。ああありがたや。と思うことにした。また対処法について。

最近知り合った人の話が面白くて、この人は会社員なんだけど窮地にすぐ立たされる人。本人曰くは失敗ばかりというけど、所属支店が吸収されたり、部下がパソコンを紛失して情報流出の大問題になったり、本人のせいでないようなことも多い。

勿論人柄がとことん憎めない人なので生き残ってきたのだろうけど、この人の語る教訓が面白かった。「ダメなときは流れに逆らない。流れが収まったら静かに泳いで岸に出る」このようなものだった。

だから、今回は流れが収まるまで、折角だから、DTMの技術を追求してみようかと思っている。少し前のを聞いたらちゃんとできているのだから、きっと流れが収まって静かにまた泳ぎ始めたらスランプを抜け出しているはずだ。