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【入院1日目】これもお母さんになるためだと思って乗り越えた

手術が決まってからしばらくは怖くて毎日泣いてた。手術も怖いし、終わったあとの痛みも心配だし、全身麻酔もどんな感じか分からず不安でとにかく怖かった。だけど夫がずっと話を聞いてくれて励ましてくれたから少しずつ気持ちが落ち着いていった。

同じように手術を受けた人の体験談などを夫がかなり調べて入院の準備もしてくれたから助かったし、本当に感謝している。

そうやって過ごしていくうちに自分のなかで、今見つかってよかった、すぐに病院に行ったのもよかったし、これに気付かず妊娠していたらもっと大変だったから良いタイミングだったんだと前向きに思えるようなった。これも夫のおかげかな。

気持ちの整理ができてからは、早く手術をして良くなりたい!という思いが強くなり、あまり緊張もしなくなった。

手術当日は私よりもむしろ夫のほうが緊張していて笑っちゃった。あれだけ私を大丈夫だよって励ましてくれてたのに、やっぱり夫にも心配かけてるんだなと思って申し訳なかった。手術中は落ち着かなくて廊下をずっと行ったり来たりしてたみたい。

私は手術台に乗ってマスクをして呼吸をしてたら体が痺れる感じがあって、名前を呼ばれて起こされたらもう手術が終わってた。あ、これが麻酔かと思ってから寝るまで2、3秒くらいだったと思う。気が付いたら寝てた感じ。

目覚めた瞬間お腹が痛すぎて看護師さんにずっとアパヨアパヨって言ってた。ちょっとパニックみたいになって、痛さもあって泣きそうになったけど泣いたらもっと痛いと言われ頑張って我慢した。

術後の処置を受けている最中、夫は先生に呼ばれて手術は成功したこと、除去したものは検査をするけど子宮内膜症で間違いないだろうという話をしてもらったみたい。

麻酔の影響と寒さで体がずっと震えてて、病室に運ばれる途中で待ってた夫と会えたけど、私が震えてるし顔も真っ青だったからすごく心配して看護師さんに質問してた。

夫の顔を見てすごく安心して、あぁ無事に終わってよかったと心から思った。病室でもお腹がかなり痛くて夫の手をずっと握って耐えてた。生理痛をもっときつくしたような痛みに加え、切った部分がキリキリ痛む。

鎮痛剤を入れてもらったから少しずつ我慢できる痛みになってきたけど波があってまたきつい痛さがやってくる。それと何回か吐き気がして大変だったし、頭痛は次の日まで続いた。

あと全身麻酔で呼吸するためのチューブを喉に入れたと思うんだけど、それで手術直後は細い声しか出ない。その日はそのあと声がガラガラに枯れてしまい喉も痛いけど次の日には治った。

そういえば麻酔から覚める時に喉のチューブが苦しいとか、取る時に痛いとか体験談を見てたから心配だったけど、私が目覚めた時にはマスクがつけられてる状態でひと安心。

1日目の夜は夫も病室に泊まってくれたから不安もなく過ごすことができた。弱い痛みはずっとあったけど動かなければ耐えられる。尿道カテーテルが意外としんどくて、動くと違和感があったから動きにくかった。全然体勢を変えられなくて体が痛い。

次の日の朝9時まで絶食だったので喉が渇いて不快だった。だけど点滴をしてもらってるからか、思っていたよりも我慢できるくらいの辛さ。お腹もあんまり空かない。

夜は痛みもあったし、看護師さんが2時間おきくらいに来て血圧を測ったり点滴を確認したり採血されたりしたので十分な睡眠は取れなかった。朝方には37.4度まで熱が出たけど、寒気はなく様子見で少しずつ下がる。

本当にこの痛みがとれるのか心配になりながらただ横になるしかできない。体がボロボロで疲れ果てながら朝を迎えた。

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