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って事で久々に書こう。

1シーズンに一回くらいは今の自分の頭の中を書きだして、少しだけ整理しておく事も必要かなと思う。

アウトプットが多過ぎたら、
インプットが欲しくなって、

その逆も然り。

昨年7月、約2年半振りに日本へ帰国した時は、
さー!これから夏始まるでー!
というような時期でした。
そしてあれからあっという間に時間が経って、もう今は2023年の3月。

去年から今年にかけても
本当に色んな人間と出逢ったし、
色んな場所へ行ったし、
語り尽くせないほど、色んな経験をした。

30年以上過ごした故郷を離れておよそ3年間。
良くも悪くも台湾という国を本当によく知ることができたし、言い換えると、、、
『日本を知ること』にも繋がった。

今まで通い慣れた地元の道や、風景は、この2年半の中で大きく変わって、まるで別の世界に帰ってきたような感じがした。

でも、実際はそうじゃない。

2年半もの間、
完全に日本から切り離した生活を送り続けた
そんな自分の感覚が大きく変化した、
ただそれだけの事だった。

つまり故郷の景色は何も変わっちゃいない。

変わったのは自分だっだ。

日本へ帰国して最初の1週間は、

きっと今まで何万回も通ったであろう近所の路地をスマホで撮っていたり、

近所の商店街に意味もなく立ち寄って生活の音に耳を傾けてみたり、

昔は気にも止めなかったような場所を自転車に乗り走り回った。

まるで外国から来た観光客みたいに目をキラキラさせていたと思う。

正直そんな自分に自分自身が一番驚いていた。

でも本当に何もかもが違って見えた。

台湾以外の国へ行ったことがないから分からないけど、多分各国から見ても日本って特別に美しい場所なんだと思う。

こんなに四季がハッキリとあって、
どの季節にも異なった美しさをもっていて、
山も川も海も森も水も空気も、
全てにおいて美しい。

そんな環境から作られた食物なんて、
全部美味しいに決まっているやん。

だから日本のラーメンは美味しい!

って違うか。笑

いや、あながちこれは間違っていないと思う。

水が美味しいから。

空気が綺麗だから。

帰国して2日目には肌質も、髪質も明らかに改善された。

とにかく帰国して1週間足らずの内に、
日本が世界有数の観光大国である理由がハッキリと分かった気がした。身をもって。

そしてすっかり日本も台湾も開国され、
続々と世界各国から観光客が出入りするようになってきた。

特に京都は、早くも昔の姿を取り戻そうとしている。

これで中国との規制が完全に解けた今後、
京都中が中国人でまた溢れかえる日もそう遠くはないだろう。
というか既にそうなりつつあるらしい。

なんだか少し複雑な気持ち。

でもそうしないとすっかりコロナで疲弊し切ってしまったこの国の経済が回らないし、
結局その皺寄せが自分達に返ってくる事は明確。

その反面、やはり医療関係の方達にはとても酷な事だという認識も勿論ある。

今まで外国人に冷たかった老舗の店員たちも、
超ウルトラスマイルで外国人観光客に接客している姿がなんだか滑稽に映った。

そしてあっという間に台湾へ戻って来た。

こっちは年末年始が1月後半〜2月なので、
12月後半もあまりお正月って感じがしない。

でも空港から降りた瞬間に、なんかすごく不思議な感覚だった。

「あれ、、、なんやろ、、この感じ。」

なんだか海外に自分がいるという感覚がもう既になくなっていて、「故郷から故郷へ帰ってきた」

っていうのが正しいのか分からないが、
そうゆう気持ちになった。

さすがに5ヶ月離れていると、新鮮さは少し感じるものの、なんだかこの空気とか、人の感じとか、空の色とか、

全部がずっと前から見ていたような気持ちになった。


自分の言語力が上がった訳では決してないのに、
言葉の壁とかそんなものも一切感じなくなってた。

このローソンみたいな色をしたファミリーマートも、

あぁ〜なんか帰ってきた〜。笑

と感じる一つな気がする。

台湾へ戻ってきて早々に、以前から撮ろうと思っていたカバーMVを撮影した。

Netflixの影響で台湾でもまた火がついた宇多田ヒカルの「First Love」

この曲はあえて台湾のお寺で撮影したかった。

普通にロマンチックな場所で撮っても何も面白味がないから。

ただ台湾人からは、台湾のお寺でFirst Loveはダサすぎるしやめてと猛反対されました。

でもその結果、、
実に美しい映像に仕上がったので良かったら是非ご覧くださいね。

で、1月はちょうど忘年会シーズンなので、
とある楽器職人の会社の忘年会にも参加させていただき鴨鍋もいただきました。

めっちゃそのまま頭が入ってます。


それ以外にも、一時帰国前に、
忘年会での演奏オファーが入っているので、
準備しつつ、台湾でもワンマン公演の準備も同時に進めなければいけなかった。

これからまた台湾で知名度を上げてゆく為にはできるだけ色んな事に挑戦しようと思う。

そんな中でまた一つ良い波が訪れた。

2年前にYouTubeでアップしたこちらの動画が、また時間をおいて再バズりした。

この動画がきっかけで台湾で知名度を上げることができたと言っても過言ではないくらい大バズりしてくれたこちらの動画、

現在再生回数が280万回再生を突破した。

ここまできたら年内に300万回までいってほしい。笑

さて、そして台湾へ戻ってからは企業関係のライブオファーなども含めて、大きなイベントがある。

そう、4年ぶりとなる台湾でのワンマン公演。

まずは2/11に台北で、そして3/4に台南で。

台北公演
台北公演

台北公演は、台北に住むマネージャーが紹介してくれた日本式の建物の中で開催しました。

とても雰囲気が良かったし、写真だけ見ていたら台湾で開催したというのが分からない。笑

地元台南の会場と違い台北はあまり大きな会場ではないが、今回台北では敢えてこの場所を選んだ。

理由はいくつかあるけど、

まずは雰囲気が良いこと。
そして、経験としてこの超手作り規模のライブを台湾でも成功させておきたかった。自分の経験として。

日本で活動してきた10数年間は、やはりこのように自分達で機材を持ち込んで、ステージ周りを作り、
全てほぼ自分達でディレクションされた中で歌ってきたから、今回の台湾の公演は必ずそういう公演にしたかった。

そしてこれまでの経験を台湾でも活かそうって思った。

台北公演は、初めてあんなに近くでちゃんと歌を届けるライブをしました。

以前も台湾でありましたが、あの時はあくまで身内が大半のステージだったし、また訳が違った。

そして今回は機材から何から何まで自分達で揃え、用意し、臨んだ。

やっぱりやって良かった。

他のスタッフ達にも勿論助けられてなんとか無事終わったように思う。

あと、この台北ライブは自分的にはめちゃくちゃ学びが多かった。

話しながら、そして歌いながら、

「あぁ〜、なるほど〜。」

って何度も感じた。

日本と台湾の違い。それも大きく感じた。

きっとまた同様のステージを踏む機会が必ずあるだろうから、今回学んだ事はその時に絶対に活かそうと思う。

ま、それも含め楽しめたし、
落ち着いてやれたように思う。

台南公演
台南公演
台南公演
台南公演

そして、先日の台南公演。

結論から言うと、

本当に良いライブになった。

そう思う。

当然協力してくださった方達あっての満員御礼、無事成功。


今回もスタッフの皆さんのお陰で本当に無事大きなトラブルもなく終える事ができました。
ご協力いただいた皆様に感謝!

台南は自分にとっては特別な場所だから、
やはり特別なライブにしたかったし、
何より今回は自分が台湾に来てからの成長を見せたかった。
そして自分でもどこまでステージで立ち回れるのかを試したかった。

自分は、本番を迎える日までは、
誰よりも練習を積む。

目を瞑っていても状況をある程度把握できるくらい積み上げてからステージに臨む。
だから正直、ステージで歌うことに対しての緊張というのはほぼない。

でもやっぱりライブは生きてるから、
何が起こるか、ステージに立つまでは分からない。

その時にどう対応し、制御できるかが歌手の課題だと思っている。

それはこれまでの経験と、積み重ねた日々の鍛錬でしか絶対にカバーできない。

逆にいうと、それを怠っていたら、
それが確実にステージで出てしまうし、
本番、ステージに立つ前の時点で充分な自信と余裕がなければ、本番でうまく立ち振る舞える訳がないと思っている。

そうゆう意味では、
今回は今までで一番良いステージとなったように思う。

コントロールする、という部分では今回が一番余裕を持ってできたように思うから、およそ90分間のステージであまり疲れる事はなかった。

あと、自分でも思った以上にステージで中国語を話す事にも余裕ができた。

以前はほぼ丸暗記でやるしかなかったから、めちゃくちゃ頭が疲れていたけど、
今回は敢えてほぼ台本は決めずに挑戦してみたかった。

一つ一つ確実に成長を自分で感じなければ、自信はつかないし、成長とはいえない。

だから、今回はやはりやって良かった。

あとは皆さんにただただ楽しんでほしい。
嫌な事忘れて、ひたすらこの空間に癒されてほしい。

結果そうなって、はじめて"成功"と言える。

お祝いにいただいたスイカ

台湾でのワンマン公演後は、すぐ次は日本のライブの準備が待っている。

また脳を切り替え、一つ一つ丁寧に積み上げたいと思う。

日本の皆さんも待っててくださいね。

ってわけで今回はまた3月中旬〜5月下旬まで日本にいる。

自主開催のワンマンはないですが、オファーの公演や、メディアの出演もあるのでまたお知らせします。

あ、台南はもう半袖でいけますよ。

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