最近の記事

#40

いつぶりだろうか。 日記である。 新アルバムが無事発売され、人の手に渡っていっているようでとても良かった。 感想を送ってくれる人がいたり、ちょっとだけいつもと違うような時間を過ごしている。 いまだに遠征ツアーについては2の足を踏んでしまっているが、決定しているワンマンは楽しんで貰いたいし、充分に注意しながら過ごそうと思う。 発売ということで、ディスクユニオン大阪店に行ってきた。 大阪にディスクユニオンが出来てから、ずっと好きで通っている。店員さんも音楽好きな優しい人ばかりで

    • #39

      夢を見た。 新しいお店とそこで忙しく働く母の映像。人を手伝うのが好きな母は、忙しそうだがとても楽しそうに見えた。 夢というのは記憶なのだろうか。 誰かがテレビで言っていた。経験したことしか夢に出来ないと。だとするとこれは僕が見ていた光景か。 幼い頃の僕は、幼稚園に通いながら母の始めた店の2階で過ごしていた。そこに置いてあった2段ベッドを改造して滑り台を作った記憶がある。その程度には暇だったようで、ときどき母の同僚の人と話したことや、NHKでやっていたアニメや音楽番組のこと

      • #38

        だらり。 だらりとしている。 私は今、あるレコードを聴きながらこれを書いている。 それは、YMOの「ソリッド・ステート・サバイバー」。 そうこのアルバム。全てはここからである。 前作「orange peel」完成後、ほぼ同時期に僕は人生の転換期にあった。 激しい変化や周りからの期待に応えようとする日々は、私に適応障害をもたらし、気づかぬうちに鬱へと誘っていった。 前作のプロモーションも大して行わないうちに私は全てが嫌になり、全ての物音や意見に過剰に反応するようになった。

        • #37

          1月もそろそろおしまい。節分がやってくる。 節分を過ぎると春ということらしい。 それは少々気が早いと思っていたが、近頃ではその気持ちがよく分かる。 厳しい冬を乗り越え、より良い春を待ち望む。 植物も我々人類もそれなりに蓄え、頑張ってきたのだ。 少しくらい良いことが待ってくれてもいいと思う。 そんな気持ちもあり、ミュージックビデオを公開した。 「窓」以来だから1年半ぶりといったところか。 「未来」という曲で、制作中のフルアルバム収録曲だ。 ミュージックビデオの構想自体は録音前

          #36

          新年である。 そして、1月もぼちぼち終わりだ。 世の中は変わらず緊急事態で、私も変わらず音楽バカのままだ。ただ、今年の正月は些か物足りなかったように思う。なんだかんだで祭りごとが好きなようだ。人のエネルギーを見ていると暖かくなる。出店のベビーカステラ食べたい食わせろ。 それはさておき、こんなのを買った。 ブルースと話し込む / ポール・オリヴァー 最近うちの店に入ってきた本で、アメリカのブルースマンたちにインタビューしたものらしい。60年代に書かれた本で、当時のことを伺い

          #35

          ザ・年末である。 今年はどんな年だっただろう。 少なくとも僕にとってはいい年だった。 仕事は変えて病気は快方に向かい、ラジオをはじめてレコーディングも完了した。 今まであまり感じたことは無かったが、近頃は時間の流れがとても早い。 いろいろとあっという間で、もっと時間や体力が欲しいけど、このままでいいようにも思う。 この1年以上ずっとレコーディングのことが頭にあって、そればかりだったし、おかげで生きてこれたと思う。 心底ものづくりが好きなようだ。作品の完成までにはまだまだかか

          #34

          朝活というのが流行りらしい。 朝早く起きて過ごすとなんかいい感じになるらしいのだ。 それはそれはいい感じになりたい俺もやらなければならないと、映画を見に行くことにした。 「Malu 夢路」 そう。 朝活なんてのは大嘘で、細野晴臣さまが音楽担当しているからである。古参(いうても20年くらい。正直若手)ファンとしては外せない。 数年前に担当された「万引き家族」の音楽お聴きいただいたであろうか?素晴らしかったでしょう?素晴らしいんです。もちろんサントラのレコードも購入しておりま

          #33

          人間は不思議なものだ。 とても綺麗な人が友達が少なくて悩んでいたり、十二分に魅力的な人が処女や童貞に悩んでいたり、純粋な人がいじめられたりと千差万別である。 かくいう私も素晴らしい曲を生み出すが、全くの無名であるという悩みを抱えている。 ところが時々そんな私にもメッセージをくれる人や作品のことを話してくれている人がいるようだ。私はその人たちのことを忘れない。 褒められたら伸びるタイプだからである。 私の友人から電話があり、進路相談を受けたので、これっぽちも売れていないがさも

          #32

          久しぶりにブログを書こう。 いい加減SNSをやめたい。何度そう思ったことか。そもそもやりたくない。 けれど、SNSを更新しなくちゃホームページ見てもらえなかったりする。 それを切り捨てれるほどの余裕はない。 転職してからというもの、僕はますます音楽が好きだ。 そして、前よりさらにそれ以外がどうでもよくなっている。 あとは女性と小動物のことをちょっと考える。 自分の人間性を証明するようで嫌になる。 これだけいろいろと考えて作ったところで、大して成果を上げた訳では

          #31

          どうも。小川です。 ラジオあるしブログ要るんかな?って考えてたんですが、動画や音声は作り手のリズムに合わせなくちゃいけないけど、文章は自分のペースで読んでいただける。 今風でないかもしれないけど、そういうコンテンツも残しておこうと思いました。徒然に書けますしね。 前回書いた通り、僕はレコ屋で働いているんですが、レコードのいいところって何だろうと思ったので、考えてみます。 そのためにもまずはデメリットから。 まずは、でかい。 次に、重い。 それぐらいでした。それぐ

          #30

          こんばんは。小川です。 8月ももう終わりですね。 今月はライブもやったし、オロオロラジオも再開出来たし、エアコンもついたし、働くラジオもスタートして、誕生日もありました。 振り返るとやってるなあ。 働くラジオは先日、第二話を公開しました。いかがでしょうか? お好きな環境で、ゆるりと楽しんでいただけれたら何よりです。 お便りもありがとうございます。おかげさまですほんと。 いつの日かブログで転職した旨を書きましたが、会う人に今何やってるのかちょくちょく聞かれるので書

          #29

          こんばんは。小川です。 暑いですね。ほんと最近暑い。 言うても?夏ですから、そらそうだって話ですよねえ。 暑い時こそ落ち着いてね、心頭滅却すれば涼しい感じになると昔の人も言ってたそうですからね。昔の人は偉かったという人もいますから。僕はひねくれたところがありますのでね、そうは全く思わないんですけどね、なんでこんなに僕が炎天下でクールに日記なんぞ打ちこめているかというとですね、 クーラーが来たから です。 何て素晴らしいマシーンなのでしょう。これで夏でもギターを弾け

          #28

          こんばんは。 小川です。 夏がすごいですね。 僕の部屋にはクーラーがないんです。 もはや練習どころではなかったんです。 なかったんですが、 クーラー買いました! 本当素晴らしい。 工事の日を今か今かと待ち望んでいます。 エアコンもついて快適な環境に変わる上に8月は誕生月なので、ついにラジオ始めようと思います。 今まで散々やるやる詐欺してきてすいません。媒体はyoutube、週1番組を予定していて、今投稿用のページやラジオ用の音楽を準備してます。 ページが出来たらお知ら

          #27

          こんばんは。小川です。 みなさん連休どのようにお過ごしでしょうか。 僕はツーマンスリーマンと長めのステージ、連日京都まで移動し、くったくたです。 どん兵衛の天ぷらそばの天ぷらをはじめから入れた時くらいくったくたです。 そば食べたい。 両日ともに観覧いただいた方、本当ありがとうございました。 この社会状況が良くなることって多分ないと思うんです。少なくとも数年は。それどころかいつ最悪の事態になるか分からない。 そう考えているので、僕は変わらずライブしてます。そのおかげで、一定

          #26

          こんばんは。 小川です。 医師から薬を止めてもいいと言われ、順調に回復してます。 コロナウイルスで社会は大きく動きましたが、僕も同じく大きく動くことにしました。 まず、6年続けた法律の仕事を辞めました。 そして、音楽の仕事につきました。 ずっとやってみたかったことです。 歳とったらやろうとか甘いこと考えてましたが、今試してみるべきだと思いました。 高校生の頃、音楽が大好きだった僕はアーティスト支援を行うNPOを作ろうと考えていました。 アートマネジメントに関する文献を漁り

          #25

          人間にとって最も必要なもの。 それは未来だ。 僕にとっての未来。 次回作に収録する曲の作曲が完了した。 いい出来。 いつも自分に言い聞かせてることだが、こんなものを作れるのは俺しかいないと思う。 上には上がいる。その通りで、また、そんな人がいるから続けていられると思う。 僕にとっては細野晴臣さんがその人で。 細野さんの音楽に触れたのはもう20年近くも前のことですが、今も僕が音楽をやっている理由です。 いつか会えるかも。いつか聴いてもらえるかも。そんな幸せがあるだろうか。 僕は