2022/03/05 10年逢っていない君へ。

こんな未来をあの頃想像できただろうか。
3月4日、君の誕生日にLINEを送る。
君とのやり取りは年1回のLINE交換と、年賀状。ただそれだけ。

こんな未来なら、彼氏彼女になるんじゃなかったね。
高校時代に出逢って、意気投合して、口癖は「俺(私)たちは親友だから」。
歳をとっても仲良くいようと二人で決めたはずなのに。

あの日、死にかけた私を救うために「アイツの代わりでいいんだ」と抱きしめてくれた日から変わってしまったのかな。
だけど、あの時君が救ってくれなかったら、私は確実に命を絶っていた。

付き合っては別れて、別れては付き合って。
何年もそんな関係を続けて、私は君をたくさん傷つけたね。本当にごめん。

君にも私にも配偶者ができて、それから10年。
君の結婚式から一度も逢っていないよね。
私が奥さんに遠慮しているの、気づいてる?
君を傷つけた贖罪だと思ってる。気軽に逢ってはいけないと、年1回のLINEを送るたびに自分に言い聞かせてる。

いつかまた逢えたらいいな、そう思うけれど、きっとまだまだ先の未来だね。

お誕生日おめでとう。
お互いに素敵な一年を。